「わが子はずっと元気でいてほしい」
生まれたばかりの赤ちゃんを持つお母さんにとって、赤ちゃんが健康でいてくれることは何よりの願いではないでしょうか?
大事な赤ちゃんが鼻づまりで、呼吸がしづらそう、、、「風邪ひいちゃったのかな?」と心配になってしまいますよね。
赤ちゃんは大人に比べて、鼻づまりを起こしやすいと言います。
鼻づまりの原因が鼻以外にある場合があります。そして鼻づまりが長引くと合併症を引き起こすこともあります。
「鼻づまりはやっかいな症状なんです!」
- 赤ちゃんの鼻がつまりやすいのはなぜ?
- 鼻詰まりの原因は?
- おうちでケアする方法は?
- すぐ病院に行くのはどんな時?
そんなお母さんの疑問を解消する記事です!!
赤ちゃんが鼻づまりを起こしやすい理由は?
赤ちゃんが大人に比べて、鼻づまりを起こしやすいのは
- 鼻水が出やすい
- 鼻水がたまりやすい
この二つが大きな理由として考えられます。
赤ちゃんは鼻の粘膜がまだ弱く、敏感です。
ちょっとした気温の変化や、乾燥で鼻水が出てしまいます。さらに、赤ちゃんは鼻が低くて、鼻の穴も小さいため、鼻水がたまりやすいのです。
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができません。
さらに仰向けで過ごす時間が多いので、余計に鼻水を出すことができません。
そのため鼻の中に鼻水がたまって、ときには固まり、鼻づまりを引き起こします。
鼻づまりの原因
気温の変化や、乾燥などの鼻の粘膜の刺激からの鼻づまりだけではなく、病気やアレルギーが原因の鼻づまりもあります。さらに鼻づまりが長引くことにより病気を引き起こすケースもあります。
<かぜ症候群>
かぜの症状の原因は、ほとんどがウイルスで、その種類は230種類以上と言われています。
通常の鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、発熱などの風邪の症状が見られる他、ウイルスの種類によっては、
- 発疹
- 嘔吐や下痢、腹痛
- 頭痛
などをを引き起こすものもあります。赤ちゃんも食欲がなく、機嫌が悪くなります。
さらに2歳までは抵抗力が弱く、こじらせると肺炎、気管支炎、急性中耳炎といった合併症を引き起こしやすいので、早めの処置が必要です。
<アレルギー性鼻炎>
特定の食べ物で鼻づまりになる場合は、アレルギーも考えられます。
食事の際、赤ちゃんが特定の食べ物を嫌がる時は、味が苦手というだけでなく、口の中がピリピリするようなアレルギー症状を引き起こしていることもあるため、鼻づまりの症状なども合わせて、食事内容などを記録しておくと良いでしょう。
<急性中耳炎>
赤ちゃんの鼻づまりが長引くと、「急性中耳炎」になる場合もあります。
赤ちゃんは、鼓膜の内側にある耳と鼻をつなぐ耳管(じかん)が太くて短くなっています。そのため鼻や喉のウイルスが中耳(ちゅうじ)まで入り込みやすく中耳炎になりやすいです。
- しきりに耳を触る素振り
- 機嫌が悪い、元気がない
- 発熱
- 耳だれ
などの症状はこの病気が考えられます。生まれたばかりの赤ちゃんに限らず、5歳くらいまでの子供に多く、その原因は風邪から来ることがほとんどです。
鼻詰まりの対処法(ホームケアの方法)
- 発熱がない
- 機嫌がいい
- よく眠れている
- ミルクもよく飲んでいる
このような場合は、ほぼ心配しなくて大丈夫です。
ただ鼻づまりを放置しておくと、「中耳炎」になってしまうため、しっかりとおうちでのケアすることが重要です。
以下に鼻水、鼻づまりをおうちでケアする方法を紹介しています。赤ちゃんの鼻づまりが気になるママはぜひ参考にしてみてください!
<綿棒>
サラサラの鼻水の場合は、綿棒を使ってこまめに鼻水をとってあげましょう。赤ちゃんは鼻の粘膜が弱いので、傷つけないように、鼻の入り口付近のみに使用しましょう。
<鼻水吸引機>
赤ちゃんの鼻水をケアする方法として鼻水吸引する方法は一般的です。鼻水吸引機には大きく分けて3種類あります。
- ママが口で鼻水を吸い上げるタイプ
- 手動で鼻水を吸引するスポイトやポンプ式
- 電動の鼻水吸引機
ママが口で吸い上げるタイプ、スポイトやポンプ式のものは、比較的安く数百円~、電動のものはやはり数千円~1万円超えるものと少々お高めです。
おうちに設置しておくものや、持ち運べるタイプなど色々あります。
いきなり電動の鼻水吸引機は心配というママには、ママが口で吸い上げるタイプやスポイトやポンプ式など、吸引力を調整できるものがおススメです。
この場合も、鼻の粘膜を傷つけないように、様子を見ながら使いましょう!
<加湿、蒸しタオル、お風呂>
お部屋を加湿したり、お風呂にいれると、固まった鼻水が柔らかくなり、出やすくなります。
お風呂に入れるのが難しい場合は蒸しタオルを利用する方法もあります。蒸しタオルで火傷しないように注意が必要ですが、固まった鼻水がやわらかくするのに効果的です。
鼻水を吸引しやすくなったり、鼻通りが回復することがあります。
<こよりでくしゃみさせる>
ティッシュを細くねじって、こよりを作り、赤ちゃんにくしゃみをさせるのも効果的です。
固まってない鼻水であれば、くしゃみと共に出てきてくれる場合もありますよ!
こちらもやりすぎには注意しましょう。
病院での受診が必要な場合
鼻づまりは鼻づまりでも、病院の受診が必要な場合もあります。以下の症状がある場合は、早急にお医者さんに相談しましょう!
- 発熱
- 呼吸が苦しそう
- たんが絡んで吐く
- 鼻がつまって授乳を嫌がる
- 鼻水が黄色または緑色
- 一週間以上、鼻づまりが続く
- 鼻がつまり、夜起きてしまう
このような状態は病気が原因であったり、長引くと赤ちゃんの栄養や睡眠の不足から、体調を崩す場合もあります。
放置しておくと、呼吸困難に陥る場合もあるので、単なる鼻づまりだと考えず、様子を観察し、早めに受診しましょう。
まとめ
ママにとって赤ちゃんの健康は第一です!
鼻がつまるだけで、過度に心配する必要はありませんが、鼻づまりが慢性状態にならないように、鼻水を除去してあげるように心がけましょう。
くれぐれも鼻水のケアは優しく行い、やりすぎは厳禁です。
また発熱やその他の症状はもちろんですが、ミルクが飲めない、いつものように寝てくれないほどの極度の鼻づまり、長引く場合も、お医者さんに相談してみましょう!!