軟飯って何?生米orご飯から「軟飯」を作る方法!
「軟飯」って何?
これは離乳食後期になると度々見かけるようになる言葉です。
読み方は「なんめし」とか「なんはん」、もしくは「やわめし」?
「いまいち読み方が分からない、、、」と思いながらも、なんとなく柔らかいご飯なんだと認識しているママは多いのではないでしょうか?
そして何より、「今までのお粥(かゆ)と何が違うのよ??」って疑問に思うママも多いでしょう。
- 「軟飯」の読み方は?
- 「軟飯」って何?
- 今まで赤ちゃんが食べてたお粥と何が違うの?
- どうやって作るの?
そんな疑問をもつママのための記事です!
軟飯って何?お粥との違いは?
「軟飯」の正しい読み方は「なんはん」です。
軟飯は1歳になった頃から食べることができる柔らかいご飯のことです。早い子だと9か月頃から食べる赤ちゃんもいます。
離乳食で与えるお粥(かゆ)は
- ステップ1(5~6か月):10倍粥
- ステップ2(7~8か月):7倍粥
- ステップ3(9~11か月):5倍粥
- ステップ4(1歳~1歳6か月):軟飯
という風にステップアップしていきます。
10倍粥というのは、つまり「生米と水の割合が1:10」です。
同じように7倍粥は「生米1:水7」、5倍粥は「生米1:水5」となります。
そして肝心の「軟飯(なんはん)」は、2倍粥のことを指します。
つまり軟飯とは「生米1:水2」の割合で炊かれた柔らかいご飯ということですね。サイトによっては軟飯の水の量を2.5倍や3倍と記載しているものもあります。
ちなみに一般的に食べるご飯は「生米1:水1~1.2」です。
分かりやすくまとめるとこんな感じです!
- ごはん=生米1:水1~1.2
- 軟飯 =生米1:水2(2倍粥)
- 全粥 =生米1:水5(5倍粥)
「軟飯」は手づかみしやすく、まだ噛む力が弱い赤ちゃんの噛む練習になりますよ!
軟飯への移行のタイミングはだいたい1歳頃と言われていますが、赤ちゃんにより多少前後します。
目安としては、
「離乳食を丸飲みをせず、歯ぐきで噛んでいる様子が見られたら」、軟飯に移行していきましょう。
焦らずに、赤ちゃんの様子をみながら軟飯へとステップアップしていきましょう!
軟飯の作り方
次に具体的な軟飯の作り方を紹介していきます。
軟飯のイメージは前歯でかじりとれる柔らかめの肉団子を目安にしましょう。
それを基準に「生米から軟飯を作る方法を2種類」、そして大人が食べる「一度炊きあがったご飯から軟飯を作る方法」を2種類紹介します。
生米から軟飯を作るー炊飯器編
★米1合で作る場合
- 米を洗い、ざるにあげておく
- 炊飯器に米を入れ、2合のラインまで水を注ぐ
- 30分以上、浸水状態で置いておく
- 炊飯器で通常モードで炊きましょう
生米から軟飯を作るー鍋編
★米1合で作る場合
- 米を洗い、ざるにあげておく
- 鍋に米と水300gをいれて、30分以上浸水させる
- 鍋を火にかけて強火でたく
- 煮立ったら弱火に資、そのまま20~30分炊く
- 火をとめてしばらく蒸らす
※米1合=約150gとし、約2倍の水300㎖で炊いています。
(水の場合、300㎖=300㏄=30gと単位は全て同一)
お米の種類によっては1合のグラム数が異なる場合もあります。赤ちゃんの成長に合わせて、今までの離乳食より硬く、大人が食べるご飯より柔らかく、赤ちゃんが機嫌よく食べていれば、あまり気にしなくても大丈夫ですよ!
ご飯から軟飯を作るーレンジ編
★ご飯50gで作る場合
- 耐熱容器に、ご飯50gと水50㎖いれる
- ラップをかける
- 電子レンジで約2~4分加熱(※沸騰するまで様子を見ながら)
- ラップをしたまま2~3分蒸らす
※炊きあがったご飯の場合は、ご飯1:水1の割合で軟飯になります。赤ちゃんの離乳食スピードに合わせて、水の分量を変えれば、硬さを調整することもできます。
レンジで作ると容器の大きさを調整すれば、1食分だけ作ることもできるので便利ですよ!
ご飯から軟飯を作るー鍋編
★ご飯50gで作る場合
- 鍋にご飯50gと水50㎖いれる
- 軽くご飯をほぐして、強火にかける
- 煮立ったら弱火にして、蓋をずらして5分煮る
- 火を止めて、しばらく蒸らす
※レンジで作る場合と同じく、炊きあがったご飯1:水1の割合で作ることができます。こちらも、赤ちゃんの離乳食スピードや食べる量に合わせて、ご飯と水の分量を調整してみましょう!
保存方法は?
赤ちゃんが1回で食べる軟飯の基本量は約80~90gです。
赤ちゃんによって食べる量に個人差はありますが、炊飯器や通常の鍋で作ると結構な量になってしまいます。1回分ずつラップに包むか、小さな小分け容器を利用して、冷凍保存してストックしておきましょう!
冷凍した軟飯は1週間を目処に食べきるようにしましょう!
まとめ
初めて育児をするママにとって、分からないことはたくさんあると思います。特に、離乳食を作る時のお米の柔らかさや水の量はややこしいですよね。さらに、育児本やサイトによって分量の割合が違うこともあるので、ママが混乱してしまうのも当然です。
大事なポイントは赤ちゃんがおかゆから、だんだん普通のご飯が食べられるようになることです。
「軟飯とおかゆの違い」&「軟飯の作り方」
この基本の2つを理解していれば、お米や炊飯器の種類によって軟飯の硬さが多少変わっても、赤ちゃんの離乳食スピードがバラバラでも対応できます。
いきなり軟飯が不安なら、目安より水の量を増やせば良いだけです。あまり難しく考えず、赤ちゃんのペースを大事にしてあげましょう!