とりささみは離乳食に使うことができます!離乳食中期(7~8か月)の主菜におすすめです。お肉が食べられるようになると、離乳食のレシピの幅も広がります。
冷凍保存もできるので扱いやすい食材といえるでしょう。
お店でとりささみの缶詰も売っているので、忙しい時に簡単に使えるのも魅力的です。
この記事では、とりささみを離乳食で使う際の処理の仕方や、保存方法、缶詰はどうやって使うのかなどをご紹介します。
離乳食でのとりささみの冷凍保存の方法は?
とりささみ肉1本分を下ごしらえしたあと裏ごしして(または細かくほぐす)1回分ずつラップに包んで冷凍保存します。
時期に合わせた形状にして保存すると、すぐに使えて便利です。
電子レンジで解凍、加熱するときは水分を足すとパサつきません。
とりささみを1本分生のまま保存する方法もあります。
筋をとった後ラップに包んで保存します。使うときは凍ったまますりおろすと、ミンチよりも細かくなります。すりおろしたあとは加熱してくださいね。
冷凍する場合は新鮮なとりささみを冷凍し、加熱してあるものでも必ず再加熱してから使用しましょう。また1週間以内に使い切るようにしてください。
とりささみはいつから食べさせていいの?初めて離乳食でとりささみを与える際の注意点は
とりささみは離乳食中期(7~8か月)にはじめることができます。とりささみは脂肪分が少なく消化がよいです。柔らかくてクセも少ないため、赤ちゃんの初めてのお肉としておすすめの食材です。
とりささみを与える際の注意点は、食物アレルギーが出る場合があるということです。
初めて食べさせるときには少量からはじめましょう。
何かあったときに病院へすぐにかかれるように、平日の午前中に試すと安心です。
離乳食としてとりささみを使うときの下ごしらえの方法は?
下ごしらえの方法は「鍋でゆでる方法」と「レンジで加熱する方法」の2種類があります。やりやすい方法を選んで試してみてください。
とりささみを鍋でゆでる
- 白い筋を取り除く
- ゆでてから手でほぐしていく
離乳食中期はある程度ほぐした後、包丁でみじん切りにするか、すりつぶします。
とりささみをレンジで加熱する
- ささみ1本分をそぎ切りにする(のちにほぐしやすいよう、繊維をたつ。)
- 片栗粉小さじ1/2をまぶして、水大さじ1を加えラップをかける。レンジで40秒~1分加熱する。
- 加熱したとりささみを容器に入れて水溶き片栗粉を加える。フォークで細かくつぶす。(パサつきがちなとりささみは、しっとりするまで混ぜると赤ちゃんが食べやすくなります。)
ささみの処理が大変な場合は新鮮なとりのささみのひき肉を使うのも良いでしょう。
処理が大変なとりささみ。缶詰もあるけど離乳食で使ってもいいの?
ささみは下ごしらえが大変ですよね。缶詰はフレーク状になっていて簡単に使えるのが魅力的です。
離乳食に使うときは食塩無添加、オイル無添加のものを選ぶようにしてください。
離乳食で缶詰を使用する際は後期以降が望ましいです。初めて与えるときには加熱してから使用してください。
とりささみの缶詰は、いなばやコープなどから出ています。
とりささみを使った中期、後期の離乳食のレシピをご紹介!
離乳食中期(7~8か月)ささみとブロッコリーのくず煮
【材料】
とりささみ・・・10g
ブロッコリー(穂先)・・・20g(小房2個)
水溶き片栗粉・・・少々
【作り方】
1. とりささみをみじん切りにする
2. ブロッコリーを柔らかくなるまでゆでて、穂先のみを切り取る
3. 鍋に切ったとりささみとブロッコリー、水1/2カップを入れて中火にかける
4. 沸騰したら火を弱め、ささみに火が通ったら水溶き片栗粉を少量入れてとろみをつける
離乳食後期(9~11か月)ささみときゃべつのおやき
【材料】
軟飯・・・80g(水分量を多めにして炊いた柔らかいご飯)
とりささみ・・・15g
キャベツ・・・20g
かつおぶし・・・ひとつまみ
サラダ油・・・少々
【作り方】
1. 鍋にささみをいれてかぶる程度の水を加えて弱火にかけ、火が通るまでゆでる
2. 火が通ったらあら熱を取って細かく刻む
3. キャベツをあらみじんに刻む
4. ボウルに軟飯、切ったささみとキャベツ、かつおぶしを入れて混ぜる
5. 8~10等分にし、平たい円形に成型する
6. フライパンにサラダ油を熱し、5を並べて両面を焼く
まとめ:冷凍保存できる離乳食【とりささみ】はお肉デビューにおすすめ
とりささみは離乳食中期から使うことができます。脂肪分やクセも少なく、赤ちゃんの初めてのお肉デビューとしておすすめの食材です。アレルギーが出る場合があるので、初めて食べさせるときには少量から試すようにしましょう。
冷凍保存をすることもできるので、使うたびに下ごしらえをしなくてもよい点も嬉しいですね。
ささみの缶詰も売られています。使うのは離乳食後期以降が望ましいですが、忙しい時の味方になってくれますよ。
離乳食のレシピもぜひ参考にしてみてくださいね。
とりささみ離乳食のQ&A
Q: 離乳食中期にとりささみを与えるときは、どんな形状にするのがおすすめですか?
A: 離乳食中期にとりささみを与えるときは、細かくほぐしたり、みじん切りにしたり、すりつぶしたりするのがおすすめです。赤ちゃんが噛む力が弱いので、大きなかたまりはのどに詰まる危険があります。柔らかくて飲み込みやすい形状にすることで、赤ちゃんも安心して食べられます。
Q: とりささみはどんな栄養素が豊富ですか?離乳食に取り入れるメリットは何ですか?
A: とりささみはタンパク質やビタミンB群、鉄分などが豊富です。タンパク質は赤ちゃんの成長に必要な栄養素で、筋肉や血液、免疫系などの構成要素になります。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経系の働きを助けます。鉄分は赤血球の生成に必要で、貧血を予防します。離乳食にとりささみを取り入れることで、これらの栄養素をバランスよく摂取することができます。
Q: とりささみ以外にも離乳食で使えるお肉はありますか?どんなものがおすすめですか?
A: とりささみ以外にも離乳食で使えるお肉はたくさんあります。例えば、鶏もも肉や豚肉、牛肉などです。鶏もも肉は脂肪分が多いので、ジューシーで風味豊かです。豚肉はコラーゲンや亜鉛などが多く含まれています。牛肉は鉄分やビタミンB12などが豊富です。これらのお肉も下ごしらえをして柔らかくしてから与えるようにしましょう。赤ちゃんの好みやアレルギーの有無に合わせて、色々なお肉を試してみてくださいね。