離乳食を作るのって大変ですよね。
家事に育児にバタバタしてるというのに、2回食3回食と増えていくし、作っても食べてくれないこともしょっちゅう。
しかもアレルギーがあると、もっと大変です。
気づけば同じようなメニューばかりになって、そんな必要ないのに落ち込んでみたり。
そんな時に気軽に取り入れられて、しかも栄養満点な食材があったら、とても助かりますよね。
筆者は、卵と乳製品にアレルギーがある2児のママです。そんな私がフル活用してきたイチ押しを紹介します。
それは『豆乳』です。たんぱく質や体にうれしい成分がたっぷり入った優秀な食材です。
使い方のコツや簡単レシピ、お勧めの商品や便利情報も紹介していきますので、お楽しみに。
- 離乳食用豆乳の選び方とおすすめ市販商品5選
- 離乳食用豆乳の保存方法と開封時の注意点!
- 離乳食に豆乳を初めて与えるときの注意点!
- 離乳食に豆乳レシピを加えるタイミングと量の目安
- 離乳食で無調整豆乳を使おう!赤ちゃんに優しい味と栄養の豆乳レシピ
- 離乳食に豆乳を使うメリットと冷凍保存について
- 豆乳はいつからどれくらい離乳食に使える?初めての与え方と量の調節方法
- 離乳食に豆乳を加えると食べやすくなる!【時短】赤ちゃんが喜ぶ美味しい豆乳レシピ!
- 豆乳で離乳食を楽しく食べさせよう!簡単レシピと冷凍保存のポイント
- 離乳食にキッコーマンの無調整豆乳をプラスすると栄養満点!国産大豆使用の安心感
- 離乳食に豆乳を加えると食べやすくなる!レンジで作る美味しい豆乳のおすすめレシピ
- 離乳食に豆乳は使える?加熱するとどうなるの?
- 豆乳の調整方法と離乳食への取り入れ方。アレルギーや栄養バランスに注意しよう
- まとめ
離乳食用豆乳の選び方とおすすめ市販商品5選
スーパーに行くと、たくさんの豆乳を見かけます。牛乳の隣あたりに置いてあることが多いでしょうか?
とても種類が多くて、どれを選べばよいか迷ってしまうくらいです。それぞれどんな違いがあるのか、詳しく見てみましょう。
豆乳には『無調整豆乳』と『調整豆乳』『豆乳飲料』の3種類があります。
『無調整豆乳』は、大豆を絞っておからを取り除いたもの。素材そのものの味ですが、企業努力で飲みやすくなってきました。
『調整豆乳』は、飲みやすいように砂糖や塩などを加えて味を整えたもの。
『豆乳飲料』はイチゴやバナナ、コーヒーやミルクティーなどの味付けをしたものです。
このうち、離乳食に使うのは『無調整豆乳』です。パッケージに書いてあるので、確認して買ってくださいね。
スーパーなどで手に入れやすい無調整豆乳を紹介しますので、参考にしてください。
キッコーマン:おいしい無調整豆乳
言わずと知れた有名メーカー。
青臭さ少なめで飲みやすい。取り扱い店が多く、手に入れやすい。
マルサン:毎日おいしい無調整豆乳
他の商品よりお手頃価格なので、家計に優しい。
九州乳業:みどり豆乳 成分無調整
青臭さ少なめで飲みやすい。筆者は業務スーパーでお得に購入してます。
スジャータめいらく:豆腐もできます 有機豆乳無調整
昔ながらの製法で作られた、濃厚で風味豊かな豆乳。
ふくれん:国産大豆無調整豆乳
クセが少なく飲みやすい。
離乳食用豆乳の保存方法と開封時の注意点!
離乳食に使う豆乳は『無調整豆乳』です。
豆乳は冷蔵で売られていることが多いですが、常温で陳列されていることもあります。
購入したら、未開封なら冷蔵のものも常温のものも常温保存できます。
保存料などが入っている訳ではなく、製造過程で加熱殺菌されているからです。でも開封したら、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
筆者のおすすめは、未開封のうちに冷蔵庫に入れておくこと。開封した豆乳が冷えるまでの間に劣化してしまうのを防ぐためです。
開封後は、あまり日持ちしません。2~3日で使い切りましょう。
大人も一緒にソイコーヒーやそのまま飲んだり、料理に使うのがおすすめです。離乳食で使う量が少ないうちは、小さいパックで購入するのが便利です。
豆乳は開封直後なら、そのまま使うことができます。
開封翌日や翌々日でも大人なら問題ないですが、赤ちゃんの離乳食なので加熱した方が良いでしょう。
その場合は、仕上げに豆乳を入れたら一煮立ち程度に加熱します。無調整豆乳もあまりグラグラ煮込むと、湯葉ができたり分離したりします。舌触りが悪くなるので、避けましょう。
離乳食に豆乳を初めて与えるときの注意点!
赤ちゃんが初めての食材にチャレンジするときは、必ず1さじから始めます。
豆乳には濃厚なものもあります。ごくまれですが、豆腐は大丈夫だけれど豆乳だとアレルギー症状が出るというケースもあります。
いきなり多い量を与えるのでなく、ごく少量から様子を見て始めましょう。
初チャレンジは、平日の昼間にします。何かあったときに、かかりつけの小児科にすぐ受診できるからです。
食物アレルギーの症状は食べてすぐ~2時間以内くらいで起こることが多いです。
じんましんや痒み、咳や息苦しい、吐いたり下痢などの症状が出ていないか、気を付けて様子を見ましょう。
離乳食に豆乳レシピを加えるタイミングと量の目安
一般的な離乳食の進め方だと、豆乳は離乳食を始めて1か月ほど経った初期の後半から使えます。離乳食の時期に応じた目安の量を書いておくので、参考にしてください。
・初期:25ml
・中期:30~40ml
・後期:45ml
・完了期:50~55ml
この量ですので、水分補給で飲むという使い方はしません。食材の1つとして、加えていきます。
離乳食で無調整豆乳を使おう!赤ちゃんに優しい味と栄養の豆乳レシピ
豆乳を使った離乳食のレシピを3つ紹介します
- 豆乳かゆ
- 豆乳うどん
- 豆乳風味の野菜ペースト
どれも簡単に作れるレシピです。試してみてくださいね。
以下、作り方です。
豆乳かゆ
月齢に応じた固さの粥を、豆乳でのばします。
使えるだしがあるなら、少量加えると風味がつきます。
豆乳うどん
短く切って和風だしで柔らかく煮込んだうどんに豆乳を加えます。
片栗粉でとろみをつけると、より食べやすくなります。
豆乳風味の野菜ペースト
茹でて裏ごしした人参かぼちゃサツマイモなどの根菜を、少量の豆乳で滑らかにのばします。
だしで更にのばすと、豆乳ポタージュになります。
離乳食に豆乳を使うメリットと冷凍保存について
豆乳を離乳食で使うことには多くのメリットがあります。
ところで、豆乳は冷凍できるのでしょうか?小分け冷凍して、使う分だけ出してこれたらものすごく便利ですよね。
結論から言うと、豆乳は冷凍できません。
豆乳をパックごと冷凍することはできます。
キッコーマンのホームページによると、膨張して紙パックが壊れることもないそうです。
しかし、解凍すると劣化します。分離していて美味しくありません。
凍らせた豆乳は凍ったまま食べることになるので、離乳食では使わないでしょう。
ミニサイズの豆乳飲料をパックごと凍らせて、豆乳アイスとして食べる方法があるので、お子さんが大きくなったら試してみてください。
もちろん、ダイエットが気になる大人にもおすすめですよ!豆乳アイスは、一般的なアイスより低カロリーです。味もたくさんありますから、お気に入りを探してみてくださいね。
豆乳はいつからどれくらい離乳食に使える?初めての与え方と量の調節方法
一般的な離乳食の進め方だと、豆乳は離乳食を始めて1か月ほど経った初期の後半から使えます。
豆乳に限らず、初めての食材は平日昼間のかかりつけ医が開いている時間帯に与えます。
万が一アレルギー症状が出たときに、すぐに受診できるようにです。量は1さじです。食べた後は注意深く観察します。
じんましんや咳、吐いたり下痢などの症状が出ないか様子を見てあげてください。それを数日続けて、問題なければ量を増やしていきます。
時期ごとの量の目安は、以下の通りです。
・初期:25ml
・中期:30~40ml
・後期:45ml
・完了期:50~55ml
この量ですので、離乳食の食材として使います。
野菜のペーストをのばしたり、おかゆに混ぜたりすると良いです。
離乳食に豆乳を加えると食べやすくなる!【時短】赤ちゃんが喜ぶ美味しい豆乳レシピ!
毎日のことだから、離乳食作りは楽にしたいですよね。
筆者のおすすめは、市販の離乳食に豆乳をプラスする方法です!食物性たんぱく質もとれて、栄養価アップ!
月齢が進んできた市販離乳食を味見してみると、思ったよりしっかり味付けされていると思いませんか?そういう場合に薄味にすることもできます。
簡単すぎてレシピと言えるのか疑問ですが、時期別に紹介します。
アレルギーで除去食をしている方は、ベースの市販離乳食は食べられるものを選んでくださいね。
離乳食初期(5~6ヶ月)
豆乳ポタージュ:市販離乳食のペーストを少量の豆乳でのばす。
離乳食中期(7~8ヶ月)
豆乳リゾット:おかゆに豆乳を混ぜて、市販離乳食をトッピングする。
離乳食後期(9~11ヶ月)
豆乳うどん:ゆで麺を短く切り、和風だしで煮込む。
うどんが柔らかくなったら、市販離乳食(ささみと緑黄色野菜など)を具として加える。
片栗粉でとろみをつけ、仕上げに豆乳と風味付け程度の醤油を加える。
豆乳で離乳食を楽しく食べさせよう!簡単レシピと冷凍保存のポイント
豆乳は冷凍して解凍すると、分離して食感がボソボソになります。
しかし、レシピによってはそれがマイナスにならないこともあります。
たとえば、ホットケーキやパンケーキ、お好み焼きなどです。
小さく焼くか食べやすいサイズに切り分けて、1食分ずつラップに包んで冷凍しておくと良いです。
解凍は冷蔵庫か常温で行い、レンジでの温めは控えめにしましょう。温めすぎると、水分が抜けて固くなってしまいます。
離乳食にキッコーマンの無調整豆乳をプラスすると栄養満点!国産大豆使用の安心感
クセが少なく使いやすいキッコーマンの豆乳。ほのかに大豆の香りがして、そのまま飲んでも美味しいくらいです。
中でも『北海道産大豆 無調整豆乳』は国産大豆のなかでも甘味が強いと言われている北海道産大豆のみで作られています。
もちろん、原材料は水と大豆のみ。
200mlと1000mlのサイズがあるので、取り入れやすいですね。一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
離乳食に豆乳を加えると食べやすくなる!レンジで作る美味しい豆乳のおすすめレシピ
まろやかな豆乳を加えることで、優しい味に仕上がります。レンジで手軽に、美味しい離乳食を作りましょう。
とても簡単なレシピを2つ紹介します。
- 豆乳のリゾット
- かぼちゃとサツマイモの豆乳煮
作り方は以下の通りです。
豆乳のリゾット
10倍粥に少量の豆乳と水を入れて短時間ずつレンチンしてはかき混ぜます。市販離乳食を混ぜても良いですね。
かぼちゃとサツマイモの豆乳煮
冷凍のかぼちゃとサツマイモをレンジで温め、豆乳を加えて潰します。温める程度にレンチンしてかき混ぜたら完成です。
皮はレンジで温めた時点で取り除いておきましょう。
離乳食に豆乳は使える?加熱するとどうなるの?
離乳食に豆乳は使えます。大豆アレルギーと使う量に気を付けながら、取り入れていきましょう。
豆乳は加熱しすぎると、湯葉が出来たり分離します。食感が悪くなるので調理の仕上げに加えましょう。
豆乳の調整方法と離乳食への取り入れ方。アレルギーや栄養バランスに注意しよう
豆乳の原材料である大豆は、『特定原材料に準ずるもの』の一つです。『特定原材料』程ではないですが、アレルギーを起こす人がいます。
豆腐では大丈夫でも、豆乳だと症状がでるというケースもごくまれにあるので、初めて与える時は少量のみにします。
アレルギーがなく、食べられる量が増えた場合でも1日の目安は以下の通りです。
・初期:25ml
・中期:30~40ml
・後期:45ml
・完了期:50~55ml
豆乳はたんぱく質が豊富な食品です。いろいろな食材をまんべんなく食べることで、栄養バランスを整えていきましょう。
まとめ
離乳食に豆乳を使うことで、赤ちゃんの栄養や食べやすさをサポートできます。この記事では、離乳食に豆乳を使うメリットや注意点、簡単レシピを紹介しました。まとめると、
- 離乳食に豆乳を使うと、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が摂れる
- 豆乳は離乳食初期の後半から使えるが、初めての食材は1さじから始めて様子を見る
- 豆乳は冷凍すると分離して劣化するので、開封後は2~3日で使い切る
- 豆乳は市販の離乳食にプラスするだけで簡単に料理ができる
- キッコーマンの無調整豆乳は国産大豆で安心して使える
これらの情報を参考にして、離乳食に豆乳を取り入れてみてください。赤ちゃんの健康や成長に役立つこと間違いなしです。