玉ねぎは離乳食初期(5~6ヶ月)からはじめることができます。
お店でも1年を通して売っている玉ねぎは手に入りやすく、離乳食にも取り入れやすいです。しかし独特のにおいや辛みがあり、苦手とする子もいるでしょう。
この記事ではそんな玉ねぎを離乳食で使いやすいようにする下ごしらえの方法もお伝えしていきます。
離乳食で玉ねぎはいつから食べさせることができる?
常備野菜としてもよく使われる玉ねぎ。離乳食としても初期(5~6ヶ月)から食べさせることができます。様々な食材とも合わせやすいので、離乳食にぴったりです。
よく加熱すると甘みが出て赤ちゃんも食べやすいでしょう。
下記は、離乳食の時期別でみた1回あたりの目安量となります。
離乳食初期:1日1回ひとさじ
離乳食中期:20〜30g
離乳食後期:30〜40g
離乳食完了期:40〜50g
※はじめて与える際にはほかの食材とは合わせず、少量から与えるようにしてください。
離乳食で玉ねぎを使うときの下ごしらえの方法!辛みをおさえるためのポイントとは
玉ねぎは独特の辛みがあり、赤ちゃんが嫌がることがあります。この辛みは繊維を断ち切ることで抑えることができます。
玉ねぎの繊維は根から茎に向かって通っています。この方向に垂直に包丁を入れて繊維を断ち切ることで、細胞が壊れて辛み成分が残りにくくなります。
もうひとつは、長めに加熱することで辛みを抑えることができます。加熱時間が短いと辛み成分が残ることがあります。繊維を断ち切るように切ったうえで、長く加熱するとよいでしょう。焦げないように気を付けてください。
時間がない時は電子レンジを使うこともできます。
玉ねぎは繊維を断ち切るように薄切りにします。耐熱容器に切った玉ねぎを入れて軽くラップをかけます。あとは電子レンジ(600w)で3分加熱してください。
簡単に離乳食で玉ねぎを使うための保存方法はある?
離乳食を作る時に面倒なのが下ごしらえですよね。玉ねぎは生のままでも、下ごしらえしたもでも冷凍保存することができます。
その保存方法を2種類ご紹介いたします。
生のまま冷凍する方法
1. 玉ねぎをみじん切りにする
2. 1回に使う量をラップに包んで保存袋にいれて冷凍する
ペースト状にして冷凍保存する方
1. 玉ねぎを細かく切って柔らかくなるまでゆでる
2. 茹でた玉ねぎをすり潰す
ジップロックなどの保存袋に入れて平らにし、冷凍する
袋に入れた時に1回分の量を菜箸で線をつけるようにしておくと、使う時にパキッと折って使うことができて便利ですよ。
1週間で使い切るようにしましょう。
どちらも必ず加熱調理をしてから使うようにしてください。
離乳食初期に使える!電子レンジで作る玉ねぎのペーストの作り方
【材料】
・玉ねぎ 20g
・水(加熱用) 大さじ1
・湯冷まし(調整用) 適量
【作り方】
1. 玉ねぎを1mm角に切る
2. 耐熱ボウルに切った玉ねぎをいれる。ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600w)で 1分加熱する
3. 取り出して全体を混ぜ合わせる。もう1度ふんわりとラップをかけて1分加熱する
4. 食べ始めは裏ごしをして湯冷ましを少量ずつ加えてペースト状にする
5. 赤ちゃんが慣れてきたら粗い網で裏ごしして湯冷ましの分量で固さを調整する
6.器によそって完成
はじめは液体に近いポタージュの状態から、徐々にヨーグルト位のなめらかさを目安にしてください。量は離乳食の時期や赤ちゃんの様子に合わせて調整してください。
様々な食材と組み合わせて作るとおいしい!玉ねぎを使った離乳食のレシピ
離乳食中期に にんじんと玉ねぎのポタージュ
【材料】
・にんじん 15g
・玉ねぎ 10g
・じゃがいも 10g
・昆布だし 100ml
・牛乳 30ml
【作り方】
1. 野菜は煮やすい大きさに切る
2. 野菜を昆布だしでやわらかくなるまで煮る
3. 煮た野菜を煮汁50mlと一緒にミキサーにかける
4. 3と牛乳を鍋に入れて弱火で煮る(だしの分量が少ないため、ふたのある小鍋で、弱火で煮込んでください)
離乳食後期に作る 玉ねぎとかぼちゃの味噌汁
【材料】
・玉ねぎ 10g
・かぼちゃ 15g
・ナス 5g
・にら 2g
・かつお昆布だし 100ml
・味噌 0.5g
【作り方】
1. 玉ねぎを5mmに切る
2. かぼちゃは種、皮、わたをとって5mmに切る
3. ナスは皮をむいて5mmに切る
4.にらはみじん切りにする
5. かつお昆布だしで玉ねぎ、かぼちゃ→なす→にらの順に煮る
6. 味噌で風味をつける(だしの分量が少ないので、ふたのある小鍋で弱火で煮込んでください)
まとめ:玉ねぎは離乳食初期(5~6ヶ月)から赤ちゃんにあげて大丈夫!
たまねぎは離乳食の初期からはじめることができます。年中お店に売っていて手に入れやすい玉ねぎは、料理に欠かせない食材ですね。
ほかの食材とも合わせやすいので、離乳食でも大活躍してくれますよ。
辛みが気になる方も、繊維を断ち切るように切ることや、長めに加熱することで辛みを抑えることができます。工夫すれば甘みが出て赤ちゃんも食べやすくなるので試してみてくださいね。