離乳食で使うのはサーモンと鮭どっちがおすすめ?結論からお伝えすると、サーモンと鮭でもどちらを選んでもかまいません。
注意すべきことは、脂と塩の量です。
鮭やサーモンは日ごろの食卓にもよくのぼる、なじみのある魚のひとつですよね。でも、生鮭、サーモン、鮭フレーク、缶詰、サーモンの中でもトラウトサーモンやアトランティックサーモンなど多くの種類があり、赤ちゃんにはどれをあげればいいのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、鮭・サーモンを選ぶポイントからご紹介します。
鮭とサーモンどちらをあげてもOK!なれるまでは塩をふっていない生鮭がおすすめ
まず、鮭とサーモンの違いについてご存じですか?
大まかには、鮭は海水魚で天然物が多く食べるときに加熱が必要なもの、サーモンは淡水魚で養殖物が多く生食でも食べることができるものです。
どちらを選んでも良いのですが、サーモンは脂が多いので、初めは鮭をおすすめします。
鮭の中でも、塩気の強い塩鮭は赤ちゃんが消化するのに負担がかかるので、塩をふっていない生鮭を使いましょう。新鮮なものを選び、必ずしっかりと加熱してから与えましょう。
生鮭が売っていないときは?アトランティックサーモン、トラウトサーモン、オーロラサーモンどれがおすすめ?
塩鮭はあるけど、生鮭がない!そんな時は刺身用のサーモンを選ぶのがおすすめです。
アトランティックサーモン、トラウトサーモン(ニジマス)、オーロラサーモンといったいろんな種類が売られていることがありますが、なるべく脂ののっていないものを選びましょう。
一般的には、縞模様がはっきりしているのは脂が多いといわれています。また、他のサーモンよりはトラウトサーモン(ニジマス)が脂が少なめとされています。
茹でてしっかり脂を落としてからあげるようにしましょう。また、脂っこいものが続かないように献立を考えましょう。
鮭・サーモンは離乳食中期(7~8カ月)からが目安ですが、アレルギーにも注意
鮭・サーモンは白身魚に分類されますが、他の白身魚よりも脂が多いので、鯛やカレイ・ヒラメなどに慣れたあと、離乳食中期(7~8カ月)から与えるのが目安です。
最初は茹でてすりつぶすように細かくしてから、水分を多く含んだ状態で与えます。骨と皮がある場合は気をつけて取り除きましょう。
アレルギーの可能性もありますので、離乳食ではスプーン1さじから試しましょう。
タンパク質やカルシウムなど、成長に必要な栄養素がたくさんふくまれているので、積極的に使いたい食材です。
鮭・サーモンの茹で方は?茹で時間はどれくらい?
刺身用の切り身なら、沸かしたお湯に入れ2〜3分しっかり加熱し、中まで火をとおすようにします。
加熱しすぎて固くなることが心配かもしれませんが、すりつぶすように細かくして、ゆで汁やだしを足してあげると滑らかになります。
また、切り身に片栗粉をまぶしておくと、身が固くなりにくいですよ。
レンジ調理はできる?お手軽鮭フレークをつくって冷凍保存
お手軽に作る離乳食でかかせないのは、レンジ調理・冷凍保存ですよね。鮭・サーモンもレンジ調理が可能です。
片栗粉を薄くまぶし、少しの水に浸してレンジ加熱、お湯を捨ててほぐせば、簡単鮭フレークの出来上がりです。あたためすぎると身が爆発してしまうことがあるので、様子をみて加熱する点をご注意くださいね。
まとめて作って1食分ずつ冷凍しておけば、おかゆに入れたり、野菜と合わせたりレパートリーが広がります。
ちなみに市販の鮭フレークは保存がきいて便利ですが、塩分や添加物が多いことがあるので、無塩のものや塩抜きしたものをほんの少量だけ使うことをおすすめします。
離乳食後期(9~11カ月)はシチューにも手づかみ食べにもチャレンジ
牛乳や小麦粉を使って、シチューのような料理を食べられる目安は離乳食後期(9~11カ月)頃からです。
ブロッコリーなどの野菜と一緒に煮込めば、栄養満点で見た目も鮮やかなシチューが出来上がります。
また、この時期からは手づかみで食べることも増えてきます。そのまま焼き鮭にしても良いですし、相性のよいジャガイモと混ぜておやきにするのもおすすめです。
離乳食完了期以降(1歳~)は食べ応えのあるメニューに活用
離乳食完了期の鮭の目安量は15〜20g程度です。チャーハンやうどんの具に使用すれば、たくさん食べる子も満足してくれそうです。
少しずつ大人と同じようなものが食べられるようになる時期ですので、大人の分といっしょに作って、味付け前に取り分けると調理もラクですね。
まとめ:離乳食のサーモンは脂の少ないものを選びましょう
鮭とサーモンはどちらも離乳食に使えますが、初めは塩を使っておらず、脂も少なめな生鮭をおすすめします。サーモンを使う場合は脂の少ないものを選びましょう。
お米やうどん、野菜とも相性が良い上に冷凍も可能なので、活用して成長にあわせてアレンジを楽しんでくださいね。