赤ちゃんに麦茶をあげるのは、離乳食をスタートしてからにします。
汗をたくさんかいたときに水分補給として与えます。はじめはスプーンで少しずつ、むせないように気をつけながら。
ベビー用麦茶や、大人用の麦茶を薄め、人肌にしてからあげましょう。残ったものは冷凍保存もできます。
解凍するときは雑菌の繁殖を防ぐために、一度再沸騰させると安心です。
ノンカフェインなので、子どもの水分補給に適した麦茶ですが、まれにアレルギー反応を起こすこともあるので、初めてあげるときは、病院が開いている時間にしましょうね。
麦茶をあげるなら離乳食開始の5ヵ月頃から!ベビー麦茶の冷凍保存で賢く水分補給
赤ちゃんはとても汗っかき。
たくさん汗をかく赤ちゃんを見ると、母乳やミルクで水分は足りているのかな?と不安になる方も多いのではないでしょうか。
また、麦茶はノンカフェイン飲料なので、生後1ヵ月頃から与えることができます。
でも低月齢のうちは母乳やミルクでしっかり水分補給ができるので麦茶を与える必要はありません。
麦茶を始めるなら、離乳食が始まる5ヵ月頃がよいでしょう。
早い時期から、母乳やミルク以外の水分補給を積極的にすることで、脱水状態になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
多くのベビー用の麦茶が販売されていますが、慣れないうちはほんの少ししか飲めません。開封したものが余ってしまったらもったいないですよね。
そんなときは冷凍保存がおすすめです。
麦茶は冷凍することができるので、小分にして冷凍し、賢く赤ちゃんの水分補給を進めましょう。
麦茶の冷凍保存と解凍方法
開封したけれど、一度に飲み切れない場合は冷凍保存をするとよいでしょう。製氷皿のような小分けにできる容器に入れて冷凍します。
蓋付きのものがあれば蓋をしましょう。埃などの混入を防ぐことができます。
固まったらジッパーバッグやタッパーなどに移し替えます。
使うときは、必要な個数ずつ使うことができるので、無駄がありません。あまり長期間の保存は避け、1週間ほどで使い切るようにしましょう。
ただし、一度口をつけてしまったものは雑菌が繁殖してしまうので、冷凍せずに飲み切るか、処分しましょう。
解凍する際は、自然解凍もできますが、赤ちゃんが飲むものなので、一度レンジで加熱して沸騰させると安心です。
離乳食期の麦茶の進め方!量やおすすめの飲ませ方 哺乳瓶はダメ?
離乳食が始まると、それまでは「吸う」ことで栄養を摂っていたので、慣れずにむせてしまうかもしれません。
はじめは少しずつ、スプーン1杯の麦茶を下唇につけるようにして飲ませましょう。
一気に流し込むのではなく、赤ちゃんがスプーンから吸うように飲むのを待ちます。
また、哺乳瓶であげるのもよいように思えますが注意が必要です。
ミルクと比べると麦茶はサラッとしているので、同じように飲もうとすると勢いよく出てきて、むせてしまう可能性があるのです。
スプーンで飲むのに慣れてきたらコップやストローで飲ませます。はじめはスプーン1さじからですが、慣れてきたら量を増やすことができます。
ただ、麦茶はあくまで離乳食やミルク+αの水分補給ですから、与えすぎて離乳食やミルクの量が減ってしまってはいけません。
暑い日のお散歩で汗をたくさんかいたとき、お風呂上がりなど、より水分をしっかり摂ってほしいタイミングに与えます。
量は離乳食に影響がない程度の量にしましょう。
暑いからといってキンキンに冷えた麦茶をあげるのもNG。人肌程度の温度にしてからあげるようにします。
冷たい飲み物は胃腸を刺激してしまいますからね。
離乳食期の水分補給に!大人用麦茶から赤ちゃん用麦茶の作り方
ベビー用の麦茶もたくさん販売されていますが、赤ちゃんにあげる麦茶は大人と同じものでいいのか、気になりますよね。
まず、麦茶は大人と同じ濃さに作ったものではなく、大人用を薄めたものか、ベビー用の麦茶を使用するのがよいでしょう。
赤ちゃんは濃い味に慣れていません。ベビー用の麦茶はもとから薄めに作られていますので、安心してあげることができますよ。
また、大人用の麦茶を作るとき、薄めるときにもポイントがあります。
大人よりも免疫力の低い赤ちゃんに与えるものですから、雑菌の繁殖を防がなければなりません。
麦茶パックで作る場合はしっかり沸騰させて煮出すか、水出しする場合も一度沸騰させた水を使用します。
冷ますときも、冷めるのを待つのではなく氷水の中に容器を入れるなどし、なるべく早く冷ますようにします。
冷めたらすぐに冷蔵庫に入れて保存しましょう。作ったものは2〜3日で使い切るようにします。
薄めるときも、一度沸騰させたお湯を使います。
薄めるのにお湯を使うことで、雑菌を防ぐ効果と、冷蔵庫でキンキンに冷えた麦茶を人肌にすることができますよ。
離乳食期に麦茶をあげるなら注意が必要?アレルギーの可能性
食物アレルギーというと、代表的なものに小麦アレルギーがあります。
麦茶は同じ麦でも大麦なので、普通は小麦アレルギーの人も麦茶を飲むことができます。
でもごくまれに、小麦アレルギーの人で、麦茶で強いアレルギー反応を引き起こす場合があります。
特に離乳食初期(5~6ヶ月)ですと、小麦を離乳食に使わない時期ですし、赤ちゃんがどんなものにアレルギー反応を示すかわかりません。
そのため、初めて麦茶に挑戦するときは少量にし、飲んだあとはしばらく様子を観察すること。
また、平日の昼間など、かかりつけの病院が開院している時間帯にしましょう。
離乳食の麦茶に関するよくある質問と回答
Q1: 離乳食の麦茶はいつから飲ませてもいいですか?
A1: 離乳食の麦茶は、一般的には離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃から飲ませることが推奨されています。生後1ヶ月頃から飲ませることができる麦茶もありますが、その場合は必ず赤ちゃん用の麦茶を選び、少量から様子を見ながら与えてください。
Q2: 離乳食の麦茶はどのように作ればいいですか?
A2: 離乳食の麦茶は、市販の赤ちゃん用の麦茶を利用すると便利です。赤ちゃん用の麦茶には、ティーバッグタイプ、粉末タイプ、ペットボトル/紙パックタイプなどがあります。ティーバッグタイプは沸騰したお湯で煮出して作ります。粉末タイプはお湯や水に溶かして作ります。ペットボトル/紙パックタイプはそのまま与えることができます。いずれの場合も、与える前に温度を確認してください。
Q3: 離乳食の麦茶はどれくらい飲ませればいいですか?
A3: 離乳食の麦茶は、赤ちゃんの月齢や体調、気温などによって適切な量が異なります。一般的な目安としては、以下の表を参考にしてください。
まとめ:赤ちゃんに麦茶をあげて、暑い夏でもしっかり水分補給!
たくさん汗をかく赤ちゃん。
5ヵ月頃から、水分補給で麦茶に挑戦してもいいかもしれません。
はじめはスプーン1さじから。
離乳食やミルクがしっかり摂れるようにあげすぎは禁物です。
赤ちゃん用麦茶は雑菌を増やさないように注意して作りましょう。
残った麦茶は冷凍保存も活用して、しっかり水分補給ができるとよいですね。