味噌汁は日本の伝統的な料理で、赤ちゃんにも栄養や風味を与えることができます。
味噌汁は離乳食として後期(9~11ヶ月)からあげるようにしましょう。
この記事では、離乳食の味噌汁について、月齢別の注意点やおすすめのレシピを紹介します。味噌汁を作るときの塩分量や飲ませ方なども解説します。赤ちゃんと一緒に美味しく味噌汁を楽しみましょう。
- 味噌汁はいつから離乳食で与えて良いの?離乳食中期の7カ月はダメ?
- 離乳食の味噌汁の気になる味噌の濃さは?量はどのくらいにすれば良いの?
- 離乳食の味噌汁におすすめの味噌は?ピジョンの粉末の離乳食、豆乳味噌汁も使える
- 離乳食の味噌汁は大人の分からのとりわけが便利。上澄みを薄めて与えるのは良いの?
- 離乳食の味噌汁やスープ、飲ませ方はどうする?とろみをつけて与えやすく
- 離乳食の味噌汁におすすめの具は?味噌汁の定番しじみはいつから?おすすめレシピ
- 離乳食の味噌汁を簡単につくるには?レンジで時短調理、冷凍ストックはできる?
- 離乳食の味噌汁に関するよくある質問と回答
- まとめ:離乳食で味噌汁をあげるのは後期(9~11ヶ月)から!
味噌汁はいつから離乳食で与えて良いの?離乳食中期の7カ月はダメ?
まず、結論からお伝えすると、味噌汁は離乳食後期に入った9カ月以降に与えるのが良いとされています。
子ども、特に赤ちゃんの食事は薄味が良いというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか。離乳食初期や中期ではほぼ味付けをせず、素材の味プラス少量のだしだけで十分です。
味噌は塩分をたくさん含む食材なので、9カ月以降にほんの少量ずつ使うようにします。
濃い味付けになると消化の負担になってしまうので、味噌だけでなく昆布・かつおだし、市販の赤ちゃん用のだしなどといっしょに使うようにします。
離乳食の味噌汁の気になる味噌の濃さは?量はどのくらいにすれば良いの?
大人よりも薄味というのは分かるけど、ではどのくらいの濃さにしたら良いのでしょうか。
離乳食の味付けは、風味付け程度を心がけるようにおすすめされています。
具体的には、離乳食後期(9~11ヶ月)では、1回あたりの食事に取って良い塩分量は0.5g程度です。味噌にもよりますがおよそ小さじ1/2です。
味噌汁だけでなく、他のおかずも味付けする場合は、さらに少ない量になります。1歳ごろまでは大人の味付けの1/3から半分くらいの濃さが目安とされていますので、味見をして確認してから与えるようにしましょう。
赤ちゃんがおかわりをしたがる場合には、塩分量を考えて2杯まで、という風にあらかじめ決めておきましょう。
離乳食の味噌汁におすすめの味噌は?ピジョンの粉末の離乳食、豆乳味噌汁も使える
スーパーに行くとさまざまな味噌が並んでいますが、離乳食に向いているのはどんな味噌でしょうか。
基本的には原材料のシンプルなもの、無添加のものがおすすめです。だし入りの味噌は便利な食材ですが、塩分量が高い場合があるので、表示をしっかり確認してから使うようにしましょう。
ピジョンでは、粉末をお湯で溶かすだけで味噌汁ができる「豆乳みそ汁」を販売しています。
簡単ですし、塩分量など赤ちゃんのことを考えて作られているので、安心して使えますね。
離乳食の味噌汁は大人の分からのとりわけが便利。上澄みを薄めて与えるのは良いの?
赤ちゃんの分だけ少量の食事を作るのは大変ですよね。そんなときは大人の食事からとりわけをおこないましょう。
いろんなやり方がありますが、大人の味噌汁を作る際に、味付けの前に赤ちゃんの分を取り分け、そのあと少量の味噌を溶けば濃くなりすぎません。
大人用の味噌汁の上澄みを使うこともできますが、色が薄いからといって塩分量は変わらないそうですよ。お湯やだしで十分薄めて味見をしてから与えましょう。
離乳食の味噌汁やスープ、飲ませ方はどうする?とろみをつけて与えやすく
うまくスプーンが使えなかったり、器に口を付けて飲めない赤ちゃんには、どうやって味噌汁を飲んでもらえば良いでしょうか。
赤ちゃんの発達具合にもよりますが、うまく飲みこめない場合は、片栗粉などでとろみをつけると食べやすくなるでしょう。具は小さく切ってしっかり柔らかく煮こみましょう。モロヘイヤなどを使って自然なとろみをつけるのも良いですね。
離乳食の味噌汁におすすめの具は?味噌汁の定番しじみはいつから?おすすめレシピ
味噌汁には様々な食材が使えますが、さつまいも・かぼちゃ・わかめは離乳食初期(5~6ヶ月)から中期(7~8ヶ月)にかけて与えて良く、味噌との相性も抜群の食材です。
ほうれん草や大根なども煮込むと繊維が柔らかくなり、消化も良い食べやすい食材です。食事の中で、タンパク質が足りないときには豆腐や卵、野菜が少ないなというときは野菜を入れて、栄養を補うのが簡単なのも味噌汁の良い点ですね。
ちなみに、しじみについては、離乳食後期(9~11ヶ月)以降に与えるのが目安とされています。味噌汁に入れる場合は、新鮮な内にしっかりと加熱をしましょう。十分な加熱がすんだら、殻をはずして細かくしてから与えましょう。
細かく刻んで入れると赤ちゃんの苦手な野菜も食べてくれることがあります。ぜひ、いろんな食材を試してみましょう。
離乳食の味噌汁を簡単につくるには?レンジで時短調理、冷凍ストックはできる?
味噌を冷凍したり、レンジで加熱すると風味が落ちてしまいます。冷凍するのであれば、味噌を入れる前のだしで柔らかく煮た具を冷凍するのが良いでしょう。
冷凍したものは、しっかり加熱して味噌を加えて仕上げます。
また、味噌汁を作って余ったらそのまま鍋で保存していませんか?夏場は特に傷みやすくなるので、常温保存したものを改めて赤ちゃんに与えるようなことはやめましょう。
離乳食の味噌汁に関するよくある質問と回答
Q: 離乳食の味噌汁はどのように作るのが良いですか?
A: 離乳食の味噌汁は、大人用の味噌汁から取り分けて作るのが便利です。味噌を入れる前に具材を取り出し、赤ちゃんの月齢に合わせてペーストやつぶしたりして食べやすくします。味噌は少量で風味付けをし、塩分が強くならないように注意します。また、だしはかつお節や昆布などから自然にとるか、離乳食用のだしパックを使うと良いでしょう。
Q: 離乳食の味噌汁はどのくらいの量を与えれば良いですか?
A: 離乳食の味噌汁は、赤ちゃんの1日の塩分摂取量に気をつけながら与えます。生後9ヶ月~11ヶ月は0.5g程度、生後1才~1才半は1.5~2.0g程度が目安です。始めて与えるときは小さじ1杯程度から始めて、様子を見ながら徐々に増やしていきます。また、具材も少しずつ増やしていきましょう。
Q: 離乳食の味噌汁は冷凍保存できますか?
A: 離乳食の味噌汁は冷凍保存できますが、味噌は入れないでください。味噌は香りがとびやすく、風味が落ちてしまいます。だし汁と具材だけを冷凍しておき、使うときに解凍して再加熱し、味噌を入れると良いでしょう。冷凍保存する場合は1週間以内に使い切るようにしましょう。
まとめ:離乳食で味噌汁をあげるのは後期(9~11ヶ月)から!
味噌汁はさまざまな食材を手軽にとることができる便利な料理です。離乳食として与えるときは、特に塩分量に注意して素材の味を楽しめる味付けにしましょう。
味噌の濃さと、月齢にあった具を使うことと、具の大きさに気をつければ、大人も赤ちゃんと同じものを食べることができます。
ぜひ、いっしょに食事を楽しんでくださいね。