メロンは離乳食初期(5~6ヶ月)から与えることができます。
果物なので生で与えることも可能ですが、雑菌やアレルギーのことを考えると、加熱した方が無難です。
メロンは消化が良く、ビタミンやカリウムなどの栄養も含まれています。
しかし、口の中やのどが痒くなったり痛くなったりする、口腔アレルギー症候群が出る可能性のある食材でもあります。
無理に初期から与える必要はありませんが、赤ちゃんと一緒にメロンを楽しみたい、そんな時のために、離乳食初期向けのメロン果汁の作り方や、初期・中期・後期のレシピを紹介します。
離乳食のメロンを生で食べられるのはいつから?初期から使えるメロン果汁の作り方!
メロンは離乳食初期(5~6ヶ月)から生で食べることができます。
ただし、メロンはアレルギーがでることがあるため、加熱してアレルゲンを弱体化させた方が安心です。
もし生のまま与えたいということであれば、なるべく中期(7~8ヶ月)以降に、初めは少量から試してみてください。
その際はアレルギーに注意し、午前中に与えるようにしましょう。
離乳食のメロン果汁の作り方
【材料】
・メロン適量
※中心に近い柔らかい部分のみを使う
・湯冷まし適量
【作り方】
①:ワタ・皮・種を取り除いたメロンの果肉を裏ごしして、ガーゼで包んでしぼる
②:耐熱容器に入れた①を、電子レンジで600W30秒、とろみがつくまで加熱する
※とろみが足りなければ、様子を見て数十秒ずつ追加で加熱する
③:②に2〜3倍の量の湯冷ましを加えて混ぜ、甘みを調節する
メロンは赤ちゃんには甘すぎるため、湯冷ましで薄めて与えるようにしましょう。
離乳食は、赤ちゃんに味覚を経験させ、食材の食感に慣れさせることが目的のため、食材は薄味で与えるようにしてください。
初めての時は、小さじ1杯から与え、慣れてきたら徐々に月齢に合わせた量にすると良いでしょう。
また、アレルギー反応があった時にすぐに病院に行けるように、初めての食材は午前中に与えるようにしてください。
メロン果汁は冷凍可能で、冷凍保存期間は1週間以内です。
製氷トレーに小分けにして冷凍すると、使いやすいのでオススメです。
解凍する際は、電子レンジで再加熱してください。
離乳食のメロンは冷凍できる?月齢別の冷凍方法を紹介
離乳食のメロンは冷凍できます。
以下で初期(5~6ヶ月)・中期(7~8ヶ月)・後期(9~11ヶ月)で使いやすいメロンの冷凍方法を紹介しますね。
初期・・・メロンを裏ごし・しぼって果汁にし、加熱して冷凍する
中期・・・月齢に合わせたサイズでつぶし、加熱して冷凍する
後期・・・5mm角に切り、加熱して冷凍する
使用するメロンは皮・ワタ・種を取り除き、中心に近い柔らかい部分にしましょう。
メロンは追熟し、完熟したものを使い、急速冷凍するとおいしく冷凍保存できます。
いずれの場合も、解凍する際には電子レンジで再加熱してください。
【5〜6ヶ月頃】離乳食初期のレシピ!とろとろメロンパンがゆ
【材料】
・食パン8枚切り1/6枚
・粉ミルク(液体)大さじ3
・メロン果汁適量
【作り方】
①:パンの耳をおとした食パンを小さくちぎり、粉ミルクと合わせて耐熱容器に入れ、軽くラップをして電子レンジで600W1分加熱する
②:①をすり鉢でなめらかにすりつぶし、加熱済みのメロン果汁を加えて混ぜる
【ポイント】
メロンは赤ちゃんには甘すぎるので、果汁は湯冷ましなどで薄めてから使うようにしましょう。
その時の月齢に合わせて、量を調整してあげてください。
メロンとミルクの優しい甘さと、とろみのついたパンがゆで、赤ちゃんも食べやすいレシピです。
【7〜8ヶ月頃】離乳食中期のレシピ!メロン入りヨーグルト
【材料】
・メロン10g
・乳幼児用または無糖ヨーグルト10g
【作り方】
①:メロンの皮・ワタ・種を取り除いた、中心に近い柔らかい部分の果肉をフォークでつぶすか、2〜3mm角のみじん切りにする
②:耐熱容器に入れた①に軽くラップをして、電子レンジでとろみがつくまで加熱する
③:ヨーグルトと②を混ぜ合わせる
【ポイント】
ヨーグルトと合わせると、甘さが程よくなって、赤ちゃんも食べやすくなります。
甘すぎる場合はメロンの量を減らして調節してください。
ヨーグルトは乳幼児用のものか、無添加・無糖のものを使いましょう。
稀にはちみつが入っているものもあるので、成分表示は必ず確認してください。
1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えると、乳児ボツリヌス症にかかる可能性があるため、絶対に避けるようにしましょう。
【9〜11ヶ月頃】離乳食後期のレシピ!メロン果汁のふわふわ豆腐パンケーキ
【材料】
・赤ちゃん向けホットケーキミックス100g
・絹豆腐50g
・メロン果汁100g
【作り方】
①:ボウルに赤ちゃん向けホットケーキミックス・絹豆腐・メロン果汁を入れて混ぜる
②:フライパンに薄く油をしいて、①を一口大サイズで流し込み、フタをして弱火で焼く
③:焼き色がついたら裏返し、反対側も焼き色がつくまで弱火で焼く
【ポイント】
パンケーキはおやつとして、月齢に合った量を与えましょう。
余った分は、ラップに包んで小分けにして、冷凍可能です。
解凍して使う際は、電子レンジなどで再加熱しましょう。
メロンの離乳食Q&A
Q1:メロンはアレルギーが出やすい食材ですか?
A1:メロンは口腔アレルギー症候群という、口の中やのどが痒くなったり痛くなったりするアレルギーが出る可能性があります。初めて与える時は少量から試して、アレルギー反応がないか注意してください。
Q2:メロンはどのように加熱すれば良いですか?
A2:メロンは裏ごしして果汁にしたり、つぶしたり切ったりして耐熱容器に入れ、電子レンジでとろみがつくまで加熱すると良いです。加熱時間は電子レンジの機種やメロンの量によって異なりますので、様子を見て調節してください。
Q3:メロンは冷凍保存できますか?
A3:メロンは冷凍保存できます。果汁にしたり、つぶしたり切ったりして加熱した後に、小分けにしてラップに包んで冷凍しましょう。冷凍保存期間は1週間以内です。解凍する際は電子レンジで再加熱してください。
まとめ:生のメロンを離乳食であげるなら中期(7~8ヶ月)以降が良いです
メロンは離乳食初期から与えることができ、栄養もあり、消化に良い食材です。
果物なので生で与えることも可能ですが、加熱することにより殺菌でき、アレルゲンを弱体化させることもできるので、離乳食では加熱することをオススメします。
加熱することにより甘みが増し、柔らかくなりますので、果肉が固い時も加熱してあげると良いでしょう。