電子レンジを使用した離乳食作りは危険?体に悪い根拠はあるのかその真意に迫ります。
結論から言うと、離乳食を電子レンジで作っても危険性はありません。
出産して首が座り、初めての寝返り。ただただ可愛い我が子の成長を眺めているのも束の間、生後5~6ヶ月からは離乳食がはじまります。
初期は長時間茹でて柔らかくしたものをペーストし、中期になれば2回食、後期になれば大人と同じ3回食、その都度違った離乳食作りの大変さがあります。
忙しい育児にに家事をこなす中、まとめてフリージングストックをして直前に解凍したり、購入したベビーフードを電子レンジで温めたり現代の食生活では電子レンジを活用されている方がほとんどだと思います。
しかし、SNS普及により電子レンジの危険性について淘汰される記事も多く見かけるようになりました。
大人の何倍も敏感で大切な赤ちゃんには安全で安心するものを食べさせたいですよね。そこで今回は電子レンジにまつわる噂と離乳食についてまとめてみました。
電子レンジが体に悪い?根拠は?
電子レンジが体に悪いというのを聞いたことはあるものの実際にどういう点が体に悪いと言われているのでしょうか。ネット上では、電子レンジから放出されるマイクロ波が食品および人体に影響があると噂されています。
その界隈では、マイクロ波が発がん性が高いと言われていたり、マイクロ波が食品そのものの栄養価を壊すと言われています。
電子レンジが危険って本当?デマ?
どういう点が体に悪いかということをお話したところで一番気になるのがそのマイクロ波が及ぼす影響および危険性ですよね。
電気学会の電磁界生体影響問題調査特別委員会によれば、身の回りにある電磁界が人の健康に影響を与えるとは言えないとのことです。またICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドライン(指針)のレベルを下回っているとのことです。
厳しい安全チェック、規定が定められておりさらには電子レンジの各種メーカーでの基準もあることから電子レンジが危険という可能性は低いといえます。
電子レンジで作る離乳食野菜
電子レンジがもたらす危険性が低いと分かったところで電子レンジで作る離乳食野菜の時短方法を紹介します。
電子レンジには様々なモードが搭載されています。メーカーによっても名称は異なりますが、自動調理メニューの茹で野菜を使用するとオートで簡単に離乳食野菜を作ることができます。
特に離乳食の初期では食べやすいように柔らかくすることが必要不可欠なので茹で時間に20-30分要します。それだけで一つのコンロを長時間占領することになります。電子レンジも活用して下茹でが行えれば効率良く調理することができます。
お持ちのレンジに自動モードがないという方は、調理したい野菜を耐熱容器に乗せ600wでそれぞれの野菜に合わせて加熱することでできます。(注意※アクの強い野菜はアク抜きを行ってください)
あらかじめ下茹でをしていくことで次の工程もスムーズになります。危険性がない電子レンジは離乳食作りの必須アイテムです。
電子レンジで作る離乳食蒸しパン
掴み食べが積極的に始まる離乳食後期頃からよく食べられる蒸しパンもレンジで作ることができます。
蒸しパンって一見難しいというイメージを持たれがちだと思います。また蒸し器がない家庭やフライパンだと蒸し方がわからないという方、なんだかべちゃべちゃになりうまく蒸しパンにならないという方もいると思います。
しかし電子レンジを使用すれば誰でも簡単に離乳食の蒸しパンを作ることができます。ここでは電子レンジで作るオートミールバナナ蒸しパンをご紹介します。
【材料】
オートミール30g
潰してペースト状にしたバナナ半分
フォローアップミルクまたは牛乳70-80ml
卵1個
ベーキングパウダー5g
ベーキングパウダー以外の材料を混ぜ、最後にベーキングパウダーを合わせます(ベーキングパウダーを先に混ぜすぎると膨らみが悪くなるのでご注意ください)。
材料全てをタッパーなどお手持ちの耐熱容器に入れ電子レンジ600w3分で完成です。忙しい朝の手づかみ食べにぴったりの時短レシピなのでぜひ一度電子レンジでつくってみてください。
電子レンジに抵抗のある方におすすめ:炊飯器を使った野菜レシピ
それでもやっぱり電子レンジは極力使いたくない。そんな方には炊飯器を使用した離乳食作りをおすすめします。
この方法だと大人の白米を炊くのと同時に完成します。
白米の上に耐熱カップを置きお好きな野菜を入れて炊飯。すると蒸し野菜のように甘くて柔らかくできあがります。
光熱費の高騰化も進む中、電気代、ガス代も浮き一石二鳥なのでおすすめです。
まとめ:電子レンジを使った離乳食作りは危険ではない
今回は電子レンジの危険性と離乳食についてまとめました。
電子レンジは危険ではありません。電子レンジを上手く組み合せながらそれぞれの料理、素材、特性に合わせて上手に活用していくことで時短かつ手間のかからない離乳食作りをすることができます。
料理にかかる時間をうまく減らして少しでも多く子どもとの時間をとっていけたら一石二鳥で大人も子どもも笑顔に過ごせそうです。