大豆は、タンパク質が豊富で、ビタミンBなども多く含まれているので、離乳食にも取り入れていきたい食材ですよね。
ただ、大豆は下処理などが大変なので、大豆の水煮を活用することで簡単に離乳食で使うことができるんです。
ただし、大豆の水煮はいつから食べさすことができるのか、そのままあげてもいいのか分からないことも多いと思います。
今回は、離乳食で大豆の水煮のあげ方や、離乳食で活躍するレシピもご紹介していきます。
離乳食で大豆の水煮を食べられるのはいつから?
「大豆の水煮」は、離乳食中期の生後9か月以降から食べさせることができます。
ただし、大豆自体は、離乳食中期の生後7か月以降にあげることができます。
目安は、離乳食をはじめて1か月以上たち、おかゆや野菜などほかの食材に慣れた後です。
ただし、最初はとても柔らかく煮たものをペースト状につぶしてあげるようにしてください。
その後、離乳食後期に入ると、大豆の水煮を細かく刻んであげることができるようになります。
大豆にもアレルギーはあるの?
大豆は、アレルギーが発症する危険がある食材です。
アレルギー表示が推奨されていて、実際アレルギーを発症する人も多いので、注意してくださいね。
必ず、初めてあげるときは少量からあげて、なにも症状がなく大丈夫そうであればだんだん量を増やしていくようにしてください。
また、平日の午前中など近くの病院が開いている時間帯にあげるようにしましょう。
ちなみに、大豆は、いろんな食材に含まれていて、豆腐も大豆からできるているので初めてあげるときは大豆水煮と同様に注意してくださいね。
離乳食期の大豆水煮の下ごしらえをご紹介
大豆水煮は大人はそのまま食べることができますが、離乳食期は少し下ごしらえが大事になります。
加熱はすでにされているので、大事なことは「柔らかく」することです。
あげる前には、水にひたして皮をむき、粗くきざんでください(5㎜程度)
もし、赤ちゃんが食べにくそうであれば、水に浸すだけでなくゆがいて柔らかくして、赤ちゃんに合わせて食べさせてあげてくださいね。
離乳食後期(9~11ヶ月):手づかみもできる大豆のおやきレシピ紹介
つかみ食べもできて、野菜とタンパク質が摂れる大豆のおやきをご紹介します。
大豆おやき
【材料】
・大豆水煮・・・・・・10粒
・お好みの野菜・・・・20g
(にんじんやたまねぎなど食べさせたい野菜を入れちゃってください)
・青のり・・・・・・・小さじ1
(ねぎやニラなどでもOK)
・片栗粉・・・・・・・大さじ1
・醤油・・・・・・・・小さじ1/2
【作り方】
①:大豆水煮は、水煮入れてふやかし、皮をむいて潰す
②:野菜はみじん切りか、ブレンダーで細かくする
③:野菜に水を少し入れ(分量外)、電子レンジ500Wで40秒加熱し、粗熱をとる
④:材料をすべてボールに入れて混ぜる
⑤:スプーンなどを使い丸くしてフライパンへ
⑥:弱い中火で両面焼き色がつくまで焼く
完成!
【ポイント】
野菜を入れすぎたりすると固まりにくくなるので、その時は片栗粉の量を少し増やしてみてください。
私は、少し多めにつくって、焼いたものを1つずつラップに包んでジップロックに入れて冷凍保存をしていました。
「1品たりないな」という時に活躍するので、ぜひ試してみてくださいね。
離乳食完了期におススメ大豆のトマト煮のレシピ紹介
こちらは、離乳食完了期からあげられるレシピです。
作り置きをしておくと、そのままあげるだけでなく、パスタにしたり、オムレツにしたり色々使えますよ。
大豆のトマト煮
【材料】
・大豆水煮・・・・・1袋(150gくらい)
・トマト缶・・・・・1缶
・玉ねぎ・・・・・・1つ
・にんんじん・・・・1つ
・ひき肉・・・・・・100g
・無塩バター・・・・10g
・顆粒だし・・・・・小さじ1
・ケチャップ・・・・大さじ2
・水・・・・・・・・600㏄
野菜は好きなものに変えてもOKです。
ひき肉は種類なんでもOKです。
調味料は味を見ながら調節してください。
【作り方】
①:野菜を細かく刻む
②:大豆水煮は熱湯につけて、塩抜きをしてから、薄皮をむく(お子様が大きくなれば薄皮そのままでOK)
③:大豆水煮はお子様に合わせて刻む
④:鍋に無塩バターを入れ、野菜、ひき肉、トマト缶の順に炒めながら入れていく
⑤:大豆を入れ、だしを溶かした水を加えて、野菜が柔らかくなるまで煮る
⑥:水分が少なくなってきたら、ケチャップで味を調える
完成!
【ポイント】
たくさんできるので、家族で食べたり冷凍保存もおすすめできます。
そのままあげてもいいですし、水や調味料(コンソメなど)を加えてミネストローネやなどにもアレンジできるので、色々試してみてくださいね。
私は、子供も好きな「ドリア」がおすすめ。
ご飯に、このトマト煮を載せて、チーズをのせてレンジかトースターで温めるだけで、ドリアになるので、ぜひしてみてくださいね。
大豆水煮のよくある質問と回答
Q: 大豆水煮とは何ですか?
A: 大豆水煮とは、乾燥大豆を水で戻してから、塩水で茹でたものです。缶詰やレトルトパウチなどで販売されており、保存性が高く、手軽に使える食材です。大豆はタンパク質や食物繊維、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
Q: 大豆水煮はどんな料理に使えますか?
A: 大豆水煮は、煮物やサラダ、スープ、おつまみ、メイン料理など、さまざまな料理に使えます。大豆水煮は火を通す必要がないので、そのまま食べることもできます。
Q: 大豆水煮は自分で作ることができますか?
A: はい、大豆水煮は自分で作ることができます。乾燥大豆を一晩水に浸けて戻し、鍋に入れて水と塩を加えて茹でるだけです。自分で作った大豆水煮は冷凍保存することも可能です3。
まとめ:離乳食で大豆水煮を使うなら後期(9~11ヶ月)から!
離乳食で大豆水煮を使う時は、後期の生後9か月以降にしましょう。
もしそれより早く上げたい場合は、柔らかく煮てから、すりつぶしてあげるようにしてくださいね。
今回は、2種類のレシピを紹介しています。
大豆はタンパク質などたくさん栄養が入っているので、ぜひいろんな方法で楽しく離乳食に取り入れてほしいと思います。