日本の食卓になくてはならないカレー、大人も子どもも大好きなですよね。子ども用の市販のルーを使ったカレーは離乳食完了期(12か月以降)から食べられます。
大人向けの市販ルーにはスパイスや塩分が多く含まれ、中にははちみつが入っているものもあるので、特に1歳未満の赤ちゃんにはあげてはいけません。早くても3歳以降にしましょう。
子どもの舌は辛さや苦さに敏感なため、辛みはつけず、大人が食べて味が薄いと感じるくらいがベストです。
具材を煮込むまでは大人用と一緒で、ルーを入れる段階でお子様用のものを違う鍋に取り分けましょう。
離乳食のカレーはいつから食べられる?
赤ちゃん用の市販カレールーを使ったカレーは様々なものを噛んで飲み込むというメカニズムがわかってきた離乳食完了期(生後12か月)以降から食べられます。
カレールーではなくパウダーは風味付け程度であれば離乳食後期(生後9か月ごろ)以降使用することもできます。ただしスパイスや塩分が多くふくまれているため使いすぎには注意しましょう。
離乳食のカレーは手づかみ食べには不向き?
離乳食が始まり、口を大きく開けてあーーーんとパパやママから差し出されるスプーンを待っている姿はとても可愛く懐かしい姿でもありますね。
離乳食が進むと自分で食べる意欲がでてきて手づかみ食べをするようになります。おやきやおにぎり、野菜スティックなどはつかみやすいし赤ちゃんも食べやすいですね。床やテーブルの汚れが少なく済みます。
カレーは手づかみしづらく、何より床に落とされようものなら…と考えてしまいます。
カレーライスをそのまま手づかみさせるのではなく、おにぎらずの要領で海苔の上にごはんを乗せて、薄くカレーをかけます。この時にカレーの量が多いと食べたときにこぼれてしまうため、気持ち控えめにしましょう。
カレーをのせたらまたごはんを乗せて、海苔でふたをして、少し時間をおいて馴染ませます。食べやすい大きさにカットしたらカレーおにぎらずの完成です。
離乳食のカレーの辛さはつける?
子どもの舌は甘さだけではなく辛みや苦みに敏感です。また辛み成分は胃腸に負担がかかってしまう恐れがあるため、カレールーを選ぶときは辛さはつけず、甘口にしましょう。
離乳食のカレーを大人用と一緒に作るには?
よく、「カレーでいい」なんて言葉を耳にしますが、カレーって意外と工程が多く手がかかりますよね。それを大人用と赤ちゃん用で2回繰り返すなんてやってられません。
具材を切って、水を入れて煮込むまでは大人用と一緒の鍋でつくります。具材を切るときは赤ちゃんの発達に合わせて食べやすい大きさに切ってあげましょう。
煮込み終わって具材が柔らかくなったら、赤ちゃんが食べる分を別の鍋にうつします。
それぞれにルーを入れてとかしたら完成です。赤ちゃんは、大人と同じようにカレーとごはんを上手にバランスよく食べられないので、お皿に盛った後混ぜておいてあげるといいですね。
離乳食におすすめの市販カレー
ハウス食品 はじめてのバーモントカレー
特定原材料7品目不使用でやさしい甘さが特徴です。親子そろってバーモントというものいいですね。
永谷園 アンパンマンミニパックカレー
レトルトタイプで1回分の量で入っていて、ご飯にかけるだけなため、作るのが心配な方や時間のない時におすすめです。
エスビー食品 カレーの王子様顆粒
アレルギー特定原材料28品目不使用のため多くの赤ちゃんが安心安全に食べられます。カレーデビューといえば王子様!といっても過言ではないですね。
和光堂 具たっぷりグーグーキッチン チキンカレー
ふんわり鶏肉が入ったマイルドなカレーです
ピジョン 牛肉のトマトカレー
香料着色料不使用のトマトの酸味と甘みを活かした牛肉が入った贅沢なカレー
カレーやカレーパウダーを使った離乳食アレンジレシピ5選
カレーはどうしても2日連続になりがち。ゆえにそのままだとカレーを食べない赤ちゃんもいますよね。
そんな時に使えるアレンジレシピをご紹介します。
スープカレー(離乳食完了期以降)
作った赤ちゃん用のカレーをコンソメ、または和風だしでうめてご飯を入れて完成です。鍋底についた少ないカレーを活用するときにも便利です。
赤ちゃんは汁物が好きなので、ぐびぐび食べてくれるかもしれません。
揚げないカレーパン(離乳食完了期以降)
サンドイッチ用のパンを4等分にし、そのうちの2枚にカレーを乗せ、残りの2枚をかぶせて四方をフォークなどで押してしっかりと閉じます。表面に刷毛やスプーンで牛乳を塗りパン粉をかけます。トースターで焼いて焼き目をつけて完成です。
カレーを作ったときにしか食べられない特別なパンです。
カレードリア(離乳食完了期以降)
あたたかいごはんと細かく切った赤ちゃん用のチーズを混ぜておきます。その上にカレーをかけて粉チーズをふりかけて、トースターで焼いて完成です。
チーズでよりまろやかになります。
カレーポテト(離乳食後期以降)
皮をむいて、茹でて柔らかくしたジャガイモにカレーパウダーをまぶして完成です。
初めて食べるときはスパイスに驚いてしまうことがあるかもしれないので、1つ与えて食べるようであれば追加であげましょう。
カレーピラフ(離乳食完了期以降)
玉ねぎを少量のバターで炒めます。すでにカレーに入っているため追加しなくてももOKですが、入れたほうが食感が残りピラフらしさがでます。
玉ねぎに火が通ったらご飯をいれて軽く混ぜ合わせます。そこに温めたカレーをいれて水分が飛ぶまで炒めます。焦げないように注意します。水分が飛んだら完成です。
ブロッコリーでも添えてあげたら彩豊かで見た目も可愛いです。
まとめ:カレーの離乳食は完了期(生後12か月)以降から
市販されているカレールーやレトルトカレーの多くが1歳から食べられます。
大人が食べてる辛いカレーに興味を持つかもしれませんが、いつか一緒のカレーを食べられる日までのお楽しみということで、離乳食ライフを楽しみたいですね。