離乳食を始めてから、いつ豚ひき肉を与えてもいいのか気になりますよね。
豚ひき肉は離乳食完了期(12~18ヶ月)から食べられますが、注意点やポイントなどを合わせて紹介していきますね。
離乳食に豚ひき肉をいつから与えてもいいのか?
豚肉は手軽に手に入りやすく、調理もしやすいですよね。
更にはたんぱく質やビタミンB群を含み、栄養満点です。
お子さんに栄養をたっぷり摂ってもらいたい、一方でいつから与えたらいいのか解説していきます。
豚肉は離乳食後期(9~11ヶ月)から食べられますが、「豚ひき肉」は脂肪分が多いため、離乳食完了期(12~18ヶ月)から与えることが出来ます。
豚ひき肉・・・完了期(12~18ヶ月)から
始めのころは、お湯で脂肪分を取り除き、慣れてきたらそのまま使えるようになりますよ。
離乳食で豚ひき肉を使うときの注意点
赤ちゃんが豚肉を食べられるようになっても、最初は「豚ひき肉」は少しだけあげましょう。小さじ1(約5g)くらいでいいです。赤身の肉が多いものを選んでください。赤ちゃんが「合びき肉」に慣れたら、だんだん量を増やしていきましょう。
なお、離乳食初期(5~6ヶ月)は避けた方が良いので注意してください。
離乳食後期(9~11ヶ月)おすすめ豚ひき肉レシピ
後期では豚ひき肉をしっかりと加熱し、ほぐした上でとろみなどを付ける方法がおすすめです。
とろみ汁
【材料】
豚ひき肉(赤身肉)・・・15g
大根・・・20g
玉ねぎ・・・10g
醤油・・・少量
だし汁・・・適量
水溶き片栗粉(1:1)・・・適量
【作り方】
①:大根と玉ねぎの皮をむき、1cm大の角切りにする。
②:小鍋に①の野菜と豚ひき肉、醤油、材料がかぶる程のだし汁を入れる。
③:豚ひき肉をほぐしながら火を通す。
④:③の材料が柔らかくなったら、水溶き片栗粉を入れてとろみ付けをして出来上がり。
離乳食完了期(12~18ヶ月)おすすめ豚ひき肉レシピ
完了期では豚ひき肉をしっかり加熱して、肉団子やハンバーグなど形のあるものも食べれるようになります。
豆腐ハンバーグ
【材料】
豚ひき肉20g
木綿豆腐20g
玉ねぎ10g
片栗粉少々
【作り方】
①:玉ねぎの皮をむき、すりおろす。
②:水気をよくきった豆腐に、①と豚ひき肉、片栗粉をよく混ぜ合わせ、こねてから小判形に形を整える。
③:油をひいたフライパンに②を並べて、表面をこんがりと焼く。蓋をしめて中までしっかりと火を通すのが大切です。
和風マーボー豆腐
【材料】
だし・・・15ml
豚ひき肉・・・10g
木綿豆腐・・・25g
しいたけ・・・5g
人参・・・10g
玉ねぎ・・・20g
ニラ・・・5g
水溶き片栗粉・・・大さじ半分~1杯
醤油・・・ほんの少し(0.5m)l
【作り方】
①:人参と玉ねぎ、しいたけ、ニラはみじん切り。
②:豆腐は2cm程の角切りに。
③:豚ひき肉を炒めてよく火を通す。
④:火が通ったら、他の野菜も炒め柔らかくなったら、だしや醤油を入れて中火~弱火で煮る。
離乳食の豚ひき肉 人気レシピは?
人気のあったレシピもご紹介します。
お子さんがお気に入りのメニューを見つけられますように。
後期(9~11ヶ月):ふわふわ赤ちゃん肉団子
【材料】
豚ひき肉・・・100g
絹ごし豆腐・・・50g
玉ねぎ・・・1/4個
トマトケチャップ・・・大さじ1杯
片栗粉・・・大さじ1と1/2
【作り方】
①:玉ねぎをみじん切りにし、全ての材料をボールに入れて粘り気がでるまで混ぜ合わせる。
②:鍋で水を沸騰させ、①を小さめの一口大にすくい形を整えて鍋に入れる。
③:しっかり中まで火が通ったらすくいあげて冷やします。
【ポイント】
冷凍もできて、あんかけをかけたり、アレンジ自在の一品です!
後期(9~11ヶ月)からOK!さつまいもと豚ひき肉の煮もの
【材料】
さつまいも・・・1本
人参・・・1/4本
いんげん・・・5本
豚ひき肉・・・50g
カツオ節・・・ひとつまみ
醤油・・・小さじ1/2
水溶き片栗粉・・・適量
【作り方】
①:さつまいもと、人参は8mm程に角切りする。その後さつまいもは水につけておく。
②:いんげんも刻む。
③:人参を耐熱皿へ入れてラップをし、600Wで1~2分ほど温める。
④:水を切ったさつまいも、人参、いんげんを鍋へ入れて、全ての具材がかぶるほど水を入れて、柔らかくなるまで弱火で煮る。
⑤:柔らかくなったら豚ひき肉を入れて、アクを取りながら煮る。
⑥:火が通ったらカツオ節や醤油、水溶き片栗粉を入れて完成。
【ポイント】
栄養たっぷりで、食べやすいと人気です!
完了期(12~18ヶ月)豚ひき肉となすの煮もの
【材料】
豚ひき肉・・・90g
なす・・・中くらい1本
玉ねぎ・・・小1/2個
水・・・大さじ2杯
ベビーフードの和風だし・・・小さじ2杯
砂糖・・・ひとつまみ
醤油・・・3滴程度
サラダ油・・・少々
【作り方】
①:豚ひき肉をザルに入れて、熱湯をかけ余分な脂を落とす。
②:なすの皮をむき、小さく切って水にさらす。
③:玉ねぎも小さく切っておく。
④:小鍋にサラダ油を熱し、豚ひき肉を炒めたら、なすや玉ねぎも一緒に炒める。
⑤:柔らかくなったら水、和風だし、砂糖、醤油を入れて煮詰めて完成。
【ポイント】
冷凍もできるので、忙しいママにもおすすめです。
豚挽肉の離乳食Q&A
Q:離乳食に豚ひき肉を与えるときは、どんな部位がおすすめですか?
A:赤身肉が多い部位がおすすめです。脂肪分が多い部位は、消化に負担がかかる可能性があります。また、合びき肉を使うと、牛肉の鉄分も摂れて良いですよ。
Q:離乳食に豚ひき肉を使うときは、どんな調理法がおすすめですか?
A:離乳食後期からは、豚ひき肉をしっかり加熱してほぐしたものをとろみ汁や煮ものにして与えると食べやすいです。離乳食完了期からは、豚ひき肉を形のあるものにして与えると噛む力や舌の動きを促せます。豆腐ハンバーグや肉団子などがおすすめです。
Q:離乳食に豚ひき肉を与えるときは、どんな味付けがおすすめですか?
A:離乳食に豚ひき肉を与えるときは、味付けは控えめにしましょう。塩分や砂糖は少量で十分です。醤油やケチャップなどもほんの少しで味わいが出ます。和風だしやカツオ節などで旨みを出すと良いですよ。
まとめ:豚ひき肉は離乳食後期(9~11ヶ月)から
豚ひき肉は後期(9~11ヶ月)から与えることができます。
レシピもハンバーグから煮ものまで色んな作り方がありますね。固形のものよりも汁物や煮ものが食べやすいという声が多かったので、今回はそちらを中心に紹介しました。
栄養満点な豚ひき肉と野菜を合わせて与えれば、成長するお子さんに嬉しい効果がいっぱいです。
ぜひ親子で食事を楽しんでくださいね。