離乳食に油はいつから使えるの?目安の量や赤ちゃんにおすすめの油の種類、油を使わない調理法や便秘効果のある市販の油もご紹介

離乳食
スポンサーリンク

油は、赤ちゃんの成長に欠かせない食材の1つです。

でも、摂りすぎや質の悪い油を摂ってしまうと、からだによくない影響を与えてしまう危険性があります。

離乳食に使うなら生後7ヶ月を過ぎてからがよいでしょう。それ以降も使う量は少しだけ。

質の悪い油は避け、質の良い油を選びましょう。

使いすぎを防ぐコツ、油を使わないで調理する方法や、便秘解消に効果のある油の種類もご紹介しています。

スポンサーリンク

離乳食に油を使えるのはいつから?

油は子どものからだの成長に必要なものです。
しかし油は離乳食においては、使う必要がなければ使わなくてよい食材の1つです。

肉や魚、大豆製品や乳製品など色々な食材に油は含まれているので、無理に使う必要はないのです。
たとえば、絹ごし豆腐やプレーンヨーグルトなら30g(大さじ2)に約0.9gの油が含まれています。

しかし、調理する上でフライパンに油を引かないとくっついてしまう、なんてこともありますよね。そのような場合は少しだけ使うようにしましょう。

使い始める時期としては、離乳食に少し慣れてきた生後7ヶ月頃から少量ずつ始めるのがよいでしょう。それより前に与えるのは胃腸に負担をかけてしまうため使用は控える必要があります。

離乳食で使用していい油の量は?摂りすぎはだめ?

離乳食で使う油は少量に、と言ってもどのくらい使ったらよいのか、具体的に知りたいですよね。

以下が目安となっています。

  • 離乳食中期(生後7〜8ヶ月):1〜2g(小さじ1/4〜1/2)
  • 離乳食後期(生後9〜11ヶ月):2g(小さじ1/2)
  • 離乳食完了期(生後12ヶ月〜18ヶ月):3g(小さじ3/4)

とても少ないですよね。

では、摂りすぎてしまうと何が問題なのでしょうか。

油は他の栄養素と比較すると、1gあたりのカロリーが高く、約9kcalです。

摂りすぎてしまうと、肥満の原因になります。
また、質の悪い油を摂り続けているとアレルギーの原因になるとも言われています。

摂りすぎにならないように使い方に工夫が必要ですね。

油を使わないコツ!離乳食用おやきの焼き方

油をなるべく使わないようにするには工夫が必要です。

茹でる、煮る、蒸す場合は油を使わないで調理することができます。

テフロンのフライパンで油を引かずに焼いたり、スプレータイプのオイルボトルを使うことでも油の量をぐっと抑えられます。

でも、おやきなど柔らかい生地のものをフライパンで焼くときは、しっかり油を引かないとフライパンにくっついてしまい上手く焼けない!なんてことになりますよね。

そこで、油を使わずにおやきを焼く方法をご紹介します。

使うのはクッキングシートです。

クッキングシートをおやきよりひとまわり大きく切ります。
フライパンに切ったクッキングシートを敷き、その上におやきの生地を乗せ、さらにもう1枚クッキングシートを重ねます。

おやきの生地をクッキングシートで挟むようなかたちになります。

あとはそれをフライパンで焼く!それだけです!
(くっつかないアルミホイルでも同様にできます。)

油も使わず、フライパンも汚れず一石二鳥ですね。

離乳食におすすめの油の種類

油を使う場合はどのような種類の油を使ったらよいのでしょうか。

色々な種類の油が販売されていますが、その中で離乳食におすすめのもの、おすすめできないものをご紹介します。

最もおすすめなのは、オリーブオイルです。
中でもエキストラヴァージンオリーブオイルが好ましいです。

母乳にも含まれる不飽和脂肪酸の、オレイン酸を多く含みます。

また、ポリフェノールやビタミンA、D、E、Kといった赤ちゃんの成長に必要な成分も豊富です。

ただオリーブオイルは酸化しやすいため、長期間保管していたものなどは使用しないようにしましょう。

酸化しにくい米油もおすすめです。

ごま油も使用できますが、ごまアレルギーのアレルギー反応を起こす場合があるので注意が必要です。

一方で、おすすめできない油もあります。

飽和脂肪酸であるトランス脂肪酸を多く含むマーガリンです。

トランス脂肪酸は血液中のLDLコレステロールを増やし、循環器の疾患になるリスクを上げることがわかっています。

便秘気味の赤ちゃんの離乳食にはオリーブオイルがおすすめ!

お腹がパンパンに張っている。うんちが出なくて苦しそう。赤ちゃんの便秘で悩んでいる方も多いと思います。

実はオリーブオイルには便秘解消の効果があるんです。

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸が腸の動きをよくしてくれます。
また、小腸で全て吸収することはできないため、大腸までオイルが届き、潤滑油の働きをします。
さらに、固くなってしまった便をやわらかくする効果もあるので、便の排出をスムーズにしてくれるのです!

赤ちゃんが便秘かも?と思ったら、離乳食にオリーブオイルを少し取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

赤ちゃんの離乳食にサラダ油を使ってしまったら?

赤ちゃんの離乳食にサラダ油を使ってしまっても、大丈夫です。おそらくそんなに量は多くないですよね。でも次からはサラダ油はオリーブオイルなどに比べて栄養価が低いので、できるだけ他の油に切り替えることをおすすめします。

サラダ油は一般的に大豆油や菜種油などの植物油を混ぜたものです。植物油は不飽和脂肪酸が多く含まれており、赤ちゃんの成長に必要な油の一種です。しかし、サラダ油は精製されているため、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が少なくなっています。また、加工過程でトランス脂肪酸が生成される可能性もあります。トランス脂肪酸は血液中の悪玉コレステロールを増やし、心臓や血管に悪影響を与えると言われています。

私も子どもたちに離乳食を作るときに、サラダ油を使っていました。野菜や豆腐のペーストに少量のサラダ油を加えたり、ご飯に混ぜたりしていました。子どもたちは喜んで食べてくれましたし、成長も順調でした。

赤ちゃんの離乳食にサラダ油を使ってしまっても、心配する必要はありません。ただし、量は控えめにし、他の高品質な油に切り替えることをおすすめします。赤ちゃんの成長に必要な栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

まとめ:赤ちゃんの離乳食におすすめの油はオリーブオイル

離乳食で使ってよい食材、どれくらい?いつから使えるの?
また、赤ちゃんにはどんな影響があるの?と、色々と不安になりますよね。

油は赤ちゃんの成長に必要なものではありますが、摂りすぎや質の悪い油には注意したいものです。

良いところも悪いところもよく理解した上で、工夫して適量を使えるとよいですね!

離乳食の油Q&A

Q1. 離乳食に油を使う時期はいつからですか?

A1. 離乳食に少し慣れてきた生後7ヶ月頃から少量ずつ始めるのがよいでしょう。それより前に与えるのは胃腸に負担をかけてしまうため使用は控える必要があります。

Q2. 離乳食で使う油の量はどれくらいですか?

A2. 離乳食中期(生後7〜8ヶ月)は1〜2g(小さじ1/4〜1/2)、離乳食後期(生後9〜11ヶ月)は2g(小さじ1/2)、離乳食完了期(生後12ヶ月〜18ヶ月)は3g(小さじ3/4)が目安です。油は他の栄養素と比べてカロリーが高く、摂りすぎると肥満やアレルギーの原因になる可能性があります。

Q3. 離乳食におすすめの油の種類は何ですか?

A3. 最もおすすめなのはオリーブオイルです。母乳にも含まれる不飽和脂肪酸のオレイン酸や、赤ちゃんの成長に必要なビタミンやポリフェノールなどを多く含みます。また、便秘解消にも効果があります。その他にも米油やごま油なども使用できますが、質の悪い油やトランス脂肪酸を多く含むマーガリンなどは避けましょう。

タイトルとURLをコピーしました