パイナップルは甘酸っぱくてとても美味しい果物ですよね。
ヨーグルトに混ぜたり、冷凍パインにしたり、酢豚に入れたり。
様々な方法で美味しく食べられる果物ですよね。
パイナップルは離乳食後期にあたる9ヶ月の赤ちゃんから食べることができます。また、冷凍保存して与えることもできるのでとても活用しやすい食材です。
今回は離乳食でパイナップルを与えるときの注意点と冷凍方法をご紹介します!
冷凍パイナップルを離乳食で食べさせても大丈夫?
果物は冷凍保存しても、美味しく食べられますよね。
赤ちゃんも冷凍されたパイナップルを食べることができます。
ですが、離乳食で食べさせる前には加熱などの下ごしらえをして与える必要があります。
月齢によって与える大きさも変わりますが、少量を小分けにし冷凍保存しておくと、とても使い勝手が良くなります。
ではいつからパイナップルを与えてもいいのでしょうか?
パイナップル 離乳食は、いつから食べられる?生のまま?缶詰の方がいい?
パイナップルは離乳食後期にあたる9ヶ月から与えることができます。
スーパーでは、食べやすいようにカットされた物があったり、缶詰のシロップ漬けになったパイナップルもあります。
結論から言うと、カットパインでも缶詰でも、どちらも食べることができます。
ですが、パイナップルには、『タンパク質分解酵素』とよばれる『ブロメライン』という成分が含まれています。
パイナップルを食べると、口の中がピリピリしたり、パイナップルの果汁で口の周りがかゆくなるのはこの成分が原因です。
この、ブロメラインが生のパイナップルには沢山含まれていて、赤ちゃんにとっては内臓に負担が掛かってしまい、下痢を起こすことがあります。
ブロメラインは加熱することで活性をなくすことができるので、生のまま食べさせるのではなく、加熱してあげましょう。
缶詰のパイナップルは加熱されたパイナップルがシロップ漬けにされています。シロップはとても糖分が多くそのまま与えると糖分の過剰摂取になり、虫歯や肥満の原因になってしまうことがあります。
缶詰のパイナップルを使うときは、水でよく洗って食べさせてあげましょう。
パイナップルを初めて食べる時はどんな風にあげたらいい?おすすめのベビーフードもご紹介!
先ほどもお伝えしましたが、パイナップルには「ブロメライン」という口の中をピリピリさせる成分が含まれています。
ブロメラインは口の中を不快にするだけではなく、まだ小さな赤ちゃんには内臓に負担が掛かってしまい、下痢を起こす事もあります。
初めてパイナップルを与えるときは、加熱した状態の物を食べさせてあげましょう。
また、繊維が多く食べにくいので、離乳食後期の赤ちゃんにはすりつぶしたパイナップルを与えましょう。
離乳食完了期の歯が生えそろってくる時期に与える場合はパイナップルを小さくみじん切りにしてあげましょう。
パイナップルのみを与えるよりは、ヨーグルトに混ぜたりすると食べやすくなります。
キューピー7ヶ月の『フルーツミックス』というベビーフードには濃縮されたパイナップルの果汁が配合されています。
瓶を開ければそのまま食べさせることができるので、初めて食べさせてみたい時はこちらを使うのも手軽でおすすめです。
ただし、このベビーフードにはアレルギーを起こしやすいと言われる、りんごと桃が含まれています。どちらの果物も食べられる事が分かってから与えましょう。
パイナップルを離乳食であげるときに活用したい冷凍方法と注意点とは?
初めてパイナップルを食べさせる時は加熱してから食べさせてあげましょう。
特にカットパインを与えるときには、酵素の成分で口の中がピリピリすることがあるので加熱してから与えます。
缶詰のパインを与えるときは、水で洗い流してから食べさせてあげる必要があります。
パイナップルの加熱方法
・お湯で数分茹でる
・電子レンジ 600wで10秒か20秒 (量により調整してください)
パイナップルの冷凍方法
①:加熱したパイナップルを小さく刻みます。
(刻んだ物が食べにくい場合は、すりつぶします。)
②:水気をしっかり拭き、冷凍保存の容器に少量づつ小分けにして入れます。
一つづつラップに包む方法もありますが、
【ポイント】
100均にも売っている製氷皿を使ったり、リッチェルの『わけわけフリージング ブロックトレー』を使えば、食材を使うときに外しやすくて便利です。
カットパインは買ってきたその日に冷凍保存すれば、約1ヶ月は美味しさを保つことができます。
冷凍したものを与えるときの注意点
・清潔な保存容器を使いましょう。
・冷凍したものは、常温で長い時間置いておくと雑菌が増えてしまいます。
・一度解凍させたものは、もう一度冷凍させることはできません。
・食べる前に再加熱すると安心です。
パイナップルでアレルギーは起こる?
パイナップルを離乳食に取り入れるときの方法をご紹介しましたが、アレルギーについても少しお話しておきます。
パイナップルは厚生労働省が発表しているアレルギー特定原材料27品目には入っていませんが、アレルギーを起こす可能性がある果物です。
管理栄養士の方の話によると、食物アレルギーは食後2時間以内に起こることが多く、症状の多くはじんましんや痒みなどの皮膚症状だそうです。
他には、消火器症状の下痢やおう吐、呼吸器症状のくしゃみや咳、息苦しさ、粘膜症状の目のかゆみや充血、涙が出ることもあります。
花粉症を持っている人は、アレルギー症状が出る確率が高くなります。疲れているときなどは特に強い症状が出ることもあり注意しなければいけません。
過去に、ゴム手袋をしてアレルギー症状(ラテックスアレルギー)が出た事のある方は、パイナップルでもアレルギーが起こる可能性が高いそうです。他の食材では、アボカドや栗、バナナ、キウイです。
アレルギーはアナフィラキシーショックと言われる強い症状が出て命にかかわることもあります。
初めての食材を試すときは、すぐ病院に掛かれる時間帯にしましょう。
初めて食べる食材に少しでも違和感を感じたら、一度アレルギー専門の医師にかかり、詳しく検査をしてみるのもアナフィラキシーショックを防ぐ一つの方法です。
パイナップルの離乳食よくある質問と回答
Q1. パイナップルは離乳食のどの時期から与えられますか?
A1. 離乳食後期にあたる9ヶ月から与えられます。
Q2. パイナップルに含まれるブロメラインとは何ですか?
A2. ブロメラインはタンパク質分解酵素の一種で、口の中をピリピリさせたり、赤ちゃんの内臓に負担をかけたりする成分です。加熱すると活性を失います。
Q3. 缶詰のパイナップルを離乳食に使うときの注意点は何ですか?
A3. 缶詰のパイナップルはシロップ漬けになっているので、糖分が多くなっています。水でよく洗ってから食べさせてあげましょう。
まとめ:パイナップルは冷凍して離乳食であげよう!
パイナップルは離乳食の後期から与えることができますが、酵素が原因で赤ちゃんの体に負担になってしまう場合があるので気を付けなければいけません。
下ごしらえや冷凍保存などを上手に活用して、楽しいお食事タイムにできるといいですね。