赤ちゃんがタラーっとミルクを戻す│病気?心配なママはこちら【溢乳】

人気記事
スポンサーリンク

赤ちゃんにミルクや母乳を飲ませたあと、口からタラーッと戻しているのに悩んでいませんか?

  • ミルクを飲んで2時間後に口からタラっと戻す
  • 仰向けで寝かせていると口の横からタラーっと母乳が垂れている
  • 口の端からミルクが垂れているのを発見して、あわててガーゼを探す

赤ちゃんがいる家庭ではよくあるシーンですね。

 

ミルクを飲ませた。

ほっとしたのも束の間、赤ちゃんの口からミルクがタラ~

あわててガーゼを探して拭き取る。

 

できれば赤ちゃんにはせっかくあげたのに母乳やミルクを戻さないで欲しいところ。

でも赤ちゃんがミルクや母乳を戻すのには理由があります。

 

ということで、

「赤ちゃんがミルクや母乳をタラっと戻したらどうしたらいいか、そして戻さない3つの対策」を紹介します。

 

この記事を読むことで

「ミルク戻しの原因と対策が分かり、今日から自信を持って我が子にミルクをあげられるようになります」

 

心配性のママには、お医者さんに相談しても「よくあることです」で帰されないための具体的な対策も分かりますよ。

スポンサーリンク

お口の端からタラーッと一筋

赤ちゃん、特にまだ離乳食が始まる前の子は、飲んだミルクや母乳を戻すことがあります。ゴボッと吐き戻すなら体調不良や飲み過ぎを考えます。

しかし中には、吐き戻すという程ではないけどちょろっと出ているという時があります。

 

口の端からツーッと垂れている、機嫌良くしているのにほんのちょっと白いものが出て来る、など。

 

ネットで吐き戻しを調べると、噴水のように吐いた場合のことはよく出てきます。でもそんなに激しい戻し方はしていない。ほんのちょっと戻すくらいだから飲み過ぎかなと思うけれど、なんだかそれが頻繁で気になる。

「病気なのかな?」

「もしかして口やのどに異常がある?」

「すぐに病院行った方がいい?」

と心配になりますが、それについてはあまり記事も見つかりません。

 

実はこのちょろっと戻しには個人差があります

飲み過ぎ以外では全く出さない子もいれば、何でもなくてもタラーッをする子もいるのです。

 

ちなみに、母乳やミルクのちょろっと戻しは溢乳(いつにゅう)と言います。

溢は見慣れない字ですよね。

「溢れる」で「あふれる」とか「こぼれる」と読みます。

つまり溢乳(いつにゅう)は乳があふれたりこぼれたりすることですね。

タラッと戻しの原因ってなに!?

一番の原因は、胃の入り口が未熟な事です。

入り口の弁がしっかり閉まれば飲んだものが出て来ることはあまりありませんが、閉まりが緩ければ漏れ出てきます。

 

それでなくとも赤ちゃんの胃袋は未熟で、人体模型の胃袋のような形はしていません。細長い袋状なのです。

 

ですから飲み込んだものを貯めておく機能が弱く、そこに入り口の弱さも合わさると、どうしても飲んだミルクや母乳が漏れてしまうのです。

それも音もなく静かに漏れ出ているのです。

 

これは病気ではなく、成長と共に緩和されていくものです。どれくらいで収まるのかも個人差があります。

本当に気付いたら最近戻してないねーという感じで収まります。ある日を境に突然収まるということは無く、気づかぬうちに「あれーそういえばそんなこともあったねー」みたいな感じです。

対策ってないの?

成長と共にと言ったって、いつまで続くか分からないお口からタラーッはストレスですよね。

  • 服は汚れる
  • どんどん心配になってくる
  • ミルクもおっぱいももったいない!

体調不良との比較も難しくなるから、できることなら戻してなんか欲しくないところです。

対策はあるにはありますが、対策をしても戻すときは戻します。

だから対策してるのに効果がない!と嘆かずに、これでミルク戻しが軽くなれば儲けものと思ってやってみて下さい。

縦抱きにする

まずはミルクや母乳をあげた後、しばらく縦抱きにしてあげてください。

飲んだミルクや母乳は胃液と合わさると凝縮したヨーグルトのように固まります。液状のものが半固体のようになるのです。

タラッと戻しをする赤ちゃんの胃袋は戻さない赤ちゃんより弱いので、胃の入り口への負担を軽くしたいですよね。液体より半固体の方が、液漏れのリスクは下がります。

ですから縦抱きにすることで、胃の入り口へかかる負担を軽くしてあげているのです。

頭側を高く、足側を低く

2つ目は頭側を高く、足側を低くしてみることです。

枕で頭だけ高くするのではなく、タオルなどを使って赤ちゃんの寝床全体に傾斜をつけます。あんまり高くしすぎると赤ちゃんが滑ってしまうので気を付けて下さい。あくまで緩やかな傾斜でお願いします。

これも胃を縦にして胃の入り口に負担をかけないようにしています。

ただ、滑らない角度にしても、赤ちゃんが寝返りを始めるとこの方法は使えなくなります。

ミルクや母乳を飲ませすぎない

ミルクや母乳をいっぱいいっぱいまで飲ませない事で、胃をパンパンにさせない事も対策になります。

胃袋が最大に膨れているよりも、余裕があった方が胃には優しいですよね。

ちょこちょこ飲みになったりお腹いっぱいにならない不満で泣いたりする事もありますので、飲ませ具合はお母さんの判断でお願いします。

それでも心配が尽きないなら…

一番安心できるのは、病院の先生に相談する事です。一日の吐き戻し&タラッと戻しの回数やタイミングの記録を取って、こういう状態なので異常がないか心配ですと相談しましょう。小児科で診察してもらうのもいいですし、半年検診や1歳検診の時に相談するでもいいと思います。

注意すべきは、ミルクをよく戻すんですと相談しても、よくある事ですよとしか言ってもらえない事もよくあるという点です。それで帰されるとひどくモヤッとします。

きちんと相談に乗って欲しい、何かしらの診察をしてもらいたいのなら、具体的なデータがあった方がいいでしょう。

また、よく戻すから胃が心配とか、発育が心配とか、発達に問題はないだろうかとか、詳しく聞いてみましょう。

まとめ

赤ちゃんの胃は未発達なので、飲んだ液体が戻ってきてしまいます。

それを防ぐには

  • 赤ちゃんを縦抱きにする
  • 赤ちゃんの頭を高くして寝かせる
  • ミルクや母乳をあげすぎない

ただ対策をしても戻してしまうのが赤ちゃんです。そこは母親の愛情で受け止めてあげましょう。

心配性のママはミルク・母乳をあげた時刻と、戻した時刻をメモしておいてお医者さんに相談しましょう。

タイトルとURLをコピーしました