お味噌汁の具材として定番のお麩。
出汁をよく吸ってくれて、ふわふわでおいしいですよね。
安価で手に入りやすく、おいしいお麩ですが、赤ちゃんは食べられるのでしょうか。
- いつからあげていいの?
- 離乳食としてどうやって調理するの?
- どんなお麩がいいの?
このような疑問がある方必見です!
この記事では、お麩をあげるタイミング・注意点や離乳食に使いやすいお麩を教えます!
最後には月齢別レシピも載せているので、是非参考にしてください。
お麩は離乳食のいつからあげていい?
『初期の後半』からあげることができます。
与え始めるポイントは以下3つの点です。
- 10倍粥をしっかり食べてくれる
- 野菜を数種類食べている
- 豆腐や白身魚等、タンパク質を取り入れている
お麩はそのままだと、赤ちゃんにとって食べにくいので
初期~中期のときはすりおろしてください。
後期以降は、歯が生えて、しっかりもぐもぐできるようになっているのでキッチンバサミ等で細かく刻みましょう。
離乳食でお麩をあげる時の注意点
アレルギーの恐れ
最も注意すべき点は、『小麦アレルギー』です。
お麩の原材料は小麦のため、小麦アレルギーを発症する可能性があります。
小麦はアレルギー症状を引き起こしやすい“特定原材料”に含まれており、注意が必要です。
初めて試す際は以下のことを守ってください。
- 量は小さじ1からあげる
- 平日の午前中にあげる(近くの病院が開いている時間)
もしアレルギー症状が出た場合でも、すぐに病院に行って診てもらうことが重要です。
実際、私の子どもはアレルギー症状を起こしてすぐに病院へ駆け込みました。
口の周りが赤く腫れていたのです。
自分の子どもは大丈夫だろう…となぜか思っていたので、その時はびっくりしました。
アレルギーはとても身近です。注意すべきポイントは必ず守ってください。
喉につまらせる恐れ
赤ちゃんは大人のように上手に噛んで飲み込むことができません。
お麩をそのままあげると、喉につまってしまう恐れがあります。
以下のひと手間を加えて、窒息の危険を回避しましょう。
- 【初期・中期】すりおろす
- 【後期以降】ちいさく切る
赤ちゃんが安全に食事できるように、アレルギーやお麩の大きさには気を付けてください。
離乳食に使いやすいお麩
「小町麩」がおススメ!
小町麩は全国で生産されている一般的な焼き麩です。どのスーパーでも売っていますよ。
お麩にはたくさん種類がありますが、離乳食に向かないものもあります。
- 油麩:油で揚げてあるので不向き
- 車麩:食感が固いので離乳食に不向き
などなど…
このことからも、小町麩は不向きな点が無いので離乳食に使用するには最適といえます。
【初期後半~中期】お麩をあげてみよう
お麩を与えて問題がなければ、少し工夫してあげてみましょう。
【にんじんとお麩のトロトロ】
▶材料
お麩…1個
にんじん(下茹で済み)…お好みの量
だし汁…大さじ2
▶作り方
①お麩をすりおろす
②材料すべてを耐熱容器に入れて混ぜ合わせる
③電子レンジで500W20秒温める
④できあがり
お麩をすりおろして使用することで、とろみがつくので赤ちゃんが飲み込みやすくなります。
野菜はにんじんだけではなく、赤ちゃんが食べられる野菜を使ってもOKです。
【中期】お麩のかぼちゃグラタン
チーズを試していればグラタンにチャレンジしましょう。
グラタンって面倒くさいのでは…?
と思いますが、手間なし簡単につくれます!
▶材料
お麩…2個
冷凍かぼちゃ…1個
玉ねぎ…10g(適量)
ミルク…30㎖ ※代用品有
粉チーズ(もしくはスライスチーズ)…少量
▶作り方
~下準備~
・お麩をすりおろす
・かぼちゃを電子レンジで温めてつぶす
・玉ねぎはみじん切りにして、電子レンジ柔らかくなるまで温める
・ミルクをお湯で溶かす
~グラタンをつくる~
①下準備できたものを耐熱容器にすべて混ぜ合わせる
②粉チーズを上にかけ、電子レンジ500W30秒温める
③できあがり
ミルクが無いという方は、ホワイトソースを手作りしてもいいですね!
手作りは少し大変…という方はこちらで代用してください。
・和光堂 ホワイトソース
こちらは粉末タイプのもので、お湯で溶かすだけでホワイトソースができます。
私はよく使っていました!
色々な料理に使えて便利な上、時短で離乳食が作られます。
ドラックストアにも売っているので、オムツを買い足すついでに買ってみてはどうでしょうか。
また、グラタンにもう少し材料をプラスしたい!という方は
ノンオイルのツナ缶を入れてみてください。
とってもいい香りがして、食欲がそそられますよ。
まとめ:お麩は離乳食初期の後半から使えます
お麩は離乳食初期の後半から使用できます。
しかし、原材料が小麦なので、小麦アレルギーに要注意!
アレルギーのある赤ちゃんや、小麦を試したことのない赤ちゃんは気を付けてください。
また、お麩は柔らかいから…といって、そのままの大きさであげてはいけません。
喉に詰まる恐れがあるので、“すりつぶす”もしくは“細かく切る”ことをしてください。
お麩はすりおろすととろみがでるので、他の料理にとろみをつけたい時にも使えます!
最後に紹介したレシピを参考に、材料を変えて違った料理も作ってみてくださいね。
大人用でも、離乳食用でも使えるお麩。
家族で同じ食材をつかった料理するとますます楽しい食事時間を過ごせますよ。