秋ごろになると、スーパーでよく見かける『梨』。
シャキシャキとした食感・みずみずしさが特徴ですよね。
- 梨は離乳食のいつから食べさせていいの?
- どのように調理すればいいのだろう…
- 気を付けておくべきことはある?
このような疑問を持っているママ必見です。
この記事では離乳食において、
梨をいつ・どのようにして与えるのかをまとめています。
メリットや注意点、後半ではレシピも紹介しているので是非参考にしてください。
離乳食の梨はいつから食べさせていいの?
離乳食『初期』から食べさせることができます。
食感がシャキシャキしているため、ペースト状にすることが困難です。
果汁からあげてみましょう。
梨の離乳食は加熱は必要?大きさは?
月齢別にまとめました。
月齢 | 加熱 | 大きさ |
---|---|---|
初期 | 要 | 果汁のみ |
中期 | 要 | 果汁 or すりおろし |
後期 | 無しでも良い | 3㎜程度に薄切り |
完了期 | 無しでも良い | 5~7㎜程度に薄切り |
梨は生でも食べることができますが、はじめは加熱しましょう。
また、梨は食感があるため、うまく噛めないと口に残って嫌がることがあります。
後期でもまだ歯があまり生えていないようであれば、加熱して柔らかくしてあげるといいですよ。
離乳食として梨を与えるメリット
梨の栄養
梨の栄養は食物繊維が含まれており、便秘改善に役立ちます。
便秘気味の赤ちゃんにはうれしいですね。
熱が出た時に食べる
梨は90%が水分でできており、その中でも、ショ糖・果糖が主な栄養です。
子供が熱を出した時に最適な理由は以下2つ。
- 水分が摂れる
- ショ糖・果糖は素早くエネルギーになってくれる
熱が出ると食欲もなくなってしまうので、あっさりしている梨をあげてみましょう。
離乳食の梨のアレルギーと注意点
アレルギーの恐れ
梨自体は、食物アレルギーを引き起こしにくいといわれています。しかし、可能性が“0”というわけではありません。
はじめて与える場合は以下の点を守りましょう。
- 必ず小さじ1からあげて様子をみる
- 平日の午前中にあげる(体調が悪くなった午後にでも病院に行ける)
与えすぎには注意
約90%近くが水分の梨。水分が多いので、与えすぎると体が冷えて下痢をすることがあります。
子どもが好きだから、ついついあげてしまう…
こういった事、よくあると思います。
おいしいものも、体を壊しては意味がないので気を付けましょう。
離乳食の梨の下処理方法
梨はりんごと同様、皮を剥いてください。芯を取り除く必要もあります。
梨はりんごより芯が固いので、深めに包丁を入れることがポイントです!
離乳食の梨の冷凍保存
冷凍保存がおススメです。
しかし、梨はシャキシャキとした独特の食感があるため、そのまま冷凍保存するには向いていません。
冷凍保存するには、
- 果汁のみにする
- すりおろす
- コンポートにする
など、調理してから冷凍保存しましょう。
保存期間は約1週間です。
作りすぎて使いきれない…ということがないように適度な量を保存してください。
月齢別離乳食のレシピ:梨の果汁とコンポート
<離乳食初期(5~6ヶ月)>梨の果汁の作り方
▶材料
梨…適量
お湯…梨の果汁に対して1:1になる量
▶作り方
①梨をすりおろし、こし器で果汁のみ取り出す
②①を白湯で薄める
こし器が無いときは、お茶パックも使えます!
果汁は冷凍保存ができるので、少し多めに作るといいですよ。
<離乳食中期(7~8ヶ月)以降>梨のコンポートを作ろう
▶材料
梨…20g
水…50㎖
▶作り方
①梨をすりおろす
②鍋に水と梨を加えて弱火で煮る
※電子レンジで600W1分半加熱でもOK
月齢に応じで、梨の大きさを変えてください。
<アレンジ>梨のコンポートを使ったレシピ
ヨーグルト~梨のコンポート添え~
▶材料
無糖ヨーグルト…40g
梨のコンポート…15g
▶作り方
①ヨーグルトにコンポートをのせるだけ!
少しの工夫で、いつものヨーグルトがとてもおしゃれに変身です!
梨のパンケーキ
▶材料
ホットケーキミックス…大さじ2強
水…13㎖
梨のコンポート…適量
▶作り方
①材料をすべて混ぜ合わせる
②弱火で熱したフライパンに生地をのせる
③表面にポツポツ小さな泡がでてきたら裏返し、1分半焼く
パンケーキはバナナ等をいれることが多いですが梨でもおいしくできます!
ホットケーキミックスは、和光堂のプレーンがおススメ。
水だけで作ることができるので魅力的です。
参考:https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/snack/akachannoyasashii/
梨の離乳食のよくある質問と回答
Q: 梨はアレルギーがあると食べられないの?
A: 梨自体はアレルギーを引き起こしにくい食材ですが、可能性がゼロではありません。初めて与えるときは小さじ1から様子を見てください。また、梨に含まれる花粉やカビなどにアレルギーがある場合は、よく洗って皮を剥いてから与えてください。
Q: 梨はどうやって冷凍保存するの?
A: 梨はそのまま冷凍保存すると食感が悪くなります。すりおろしたり、コンポートにしたりしてから冷凍保存しましょう。保存期間は約1週間です。解凍するときは冷蔵庫でゆっくりと解凍してください。
Q: 梨のコンポート以外にもレシピはありますか?
A: はい、あります。梨のコンポートはヨーグルトやパンケーキに添えたり、ミルクや豆乳で割ってスムージーにしたりするとおいしいですよ。また、梨とチーズやハムなどを一緒に焼いたり、サラダに入れたりすると、甘みと塩味のバランスが良くなります。梨は色々な料理に合わせられるので、工夫してみてくださいね。
まとめ:梨は離乳食の初期(5~6ヶ月)からあげられます
梨は離乳食初期から与えられますが、はじめは加熱して果汁のみを与えましょう。
慣れてきた後期頃からは、生でも食べられることができます。
ただ、梨にはシャキシャキとした独特の食感があるので、飲み込みにくい場合があります。
その時は、加熱して柔らかくしてあげるといいですよ。
アレルギー発症率は低いですが、初めて与えるときは小さじ1の量を守りましょう。
また、与えすぎは下痢の原因となるので適量を守りましょう。
梨はすりおろしたり、コンポートにすると冷凍保存が可能になります。
冷凍保存して、後日色々な料理に盛り付けることができます。
甘くておいしい梨をうまく活用して、離乳食の時間を楽しく過ごしましょうね。