離乳食でラフランスを赤ちゃんにあげるのはいつから?加熱は必要?大きさの目安とは?ラフランスの食べ頃の見分け方はどこ?

離乳食
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梨といえば日本では丸い梨を食べることが多いですが他に梨といえば西洋梨です。西洋梨の一種であるラフランスは原産地はその名の通りフランスですが、日本でも栽培されています。

ラフランスは、収穫したての物は固くて甘みも少ないですが、追熟してくると甘く、柔らかくなります。

完熟すると赤ちゃんでも食べやすくなることから、ラフランスは離乳食初期(5~6ヶ月)から与えて良い食材です。
今回はラフランスを与える時期や、果物のアレルギーについてまとめました。

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離乳食でラフランスを与えても良いのはいつから?

ラフランスは離乳食初期の5ヶ月から6ヶ月から与えても良いとされています。
果物は甘みが強く、味も濃いので好んで食べてくれる事が多いと思います。

しかし、濃い味に慣れてしまうと薄味の離乳食を食べなくなる赤ちゃんもいるので、おかゆや色々な野菜がしっかり食べられるようになってから食べさせてあげましょう。

ラフランスの栄養分は?

ラフランスは品種にもよりますが、11月から12月が旬の果物で甘みも強く、完熟すると柔らかくて比較的赤ちゃんにも食べさせやすい果物です。

ラフランスは西洋梨の一種で日本の梨と同じく、水分が多くビタミンⅭや食物繊維、カリウムが豊富で美容や健康によい果物です。

ビタミンⅭは抗酸化作用があります。これは免疫力を上げてくれる効果があります。生後6ヶ月を過ぎると段々と免疫力が落ちてくるのでそれを助ける事ができます。

食物繊維は便秘解消や腸内の環境を改善することに役立ちます。
離乳食を食べ始める時期は、まだ赤ちゃんの腸内が未熟なことや、一時的に母乳やミルクの量が減り、便の水分量が不足し便秘気味になる赤ちゃんがいます。
ラフランスは水分も食物繊維も豊富なので便秘解消には良く、おすすめです。

ラフランスの食べ頃の見分け方はどこ?

ラフランスは芳醇な香りと、追熟しても色が変わりにくく、完熟しているか見分けるのは難しい果物です。
完熟したものは独特の良い香りがするようになります。また、ラフランスの軸にしわが出てきたり、軸まわりの実が柔らかくなってきたら食べごろです。

完熟していないものはゴリゴリして甘みが少なく、ラフランス本来の美味しさが味わえません。未熟なものでも食べれなくはないですが、完熟してきたラフランスを赤ちゃんに食べさせてあげたいですね。

また、完熟しすぎるとドロドロとしてしまいます。食べきれないときは冷凍保存で活用しましょう。

離乳食でラフランスを食べさせる方法は?加熱が必要?

ラフランスは離乳食初期(5~6ヶ月)から食べても良いとされていますが、どのような形で食べさせてあげるのが良いのでしょうか。

ラフランスの下ごしらえは、皮をむき、芯を取り除きます。
りんごの切り方と似ていますね。

りんごのように皮を剥いて、くし切りにし、芯をとる方法もありますが、皮ごと縦半分に切ってスプーンで芯を切り抜き、軸の部分を包丁で切り落とします。そのあと、くし切りにして皮を剥く方法が完熟して柔らかくなったラフランスにはおすすめです。

完熟したラフランスは柔らかく与えやすいですが、少し繊維があるので離乳食初期のころには下ごしらえの際に取り除いてあげましょう。

ここまでできたら、くし切りにしたものを薄くスライスした状態で加熱をしましょう。
熱湯を入れた鍋で数分茹でましょう。

月齢別 ラフランスを与える大きさの目安

離乳食初期(5~6ヶ月):6ヶ月ごろまではすりつぶしたり裏ごししたペースト状のものをあげましょう。それでも食べにくい場合や、初めて食べるときなどは果汁だけ与えても良いです。

離乳食中期(7~8ヶ月):すりつぶしたり、2〜3㎜角程度に刻んであげましょう。目安は舌でつぶせる固さです。

離乳食後期(9~11ヶ月):すりつぶしたり、5㎜角程度に刻んであげましょう。目安は歯ぐきでつぶせる固さです。

離乳食完了期(12~18ヶ月):薄くスライスしてあげたり食べやすい大きさに切ってあげましょう。目安は歯ぐきで噛める固さです。

あくまでも目安なので、成長に合わせてラフランスの大きさや固さにしてあげましょう。

ラフランスを離乳食で与えるときに気を付けることは?アレルギーの心配は?

ラフランスは果物ですが、初めて食べさせる時には必ず加熱してあげる必要があります。
これには、理由があります。

・赤ちゃんは菌に対する抵抗力が弱いです。調理器具や果物についている菌を除去することができるので食中毒予防になります。
・加熱することでより柔らかくなり、食べやすくなる。そして、消化も良くなる。
・果物によっては甘みが増します。
・加熱することでアレルギーの発症を抑える事ができます。特に果物は加熱をすることでアレルギーの成分を壊すことができます。そのため、加熱した果物ではアレルギーの症状が出ない事が多い。

加熱したものを量を増やしながら与えてみて、アレルギーが出ないことが分かれば生で食べることができます。

ラフランスは厚生労働省が発表しているアレルギー特定原材料27品目には入っていませんが果物でもアレルギーを起こすことがあります。

果物を食べて数分以内に「口腔アレルギー症候群」の症状が現れる事があります。「口腔アレルギー症候群」とは特定の食品を食べた直後に口の中、周りや舌、唇、喉などが赤く腫れたり、かゆみやしびれ、むくみなどが現れます。

ほとんどの場合は、しばらく時間がたつと自然と落ち着いてきます。

しかし、まれに喉が腫れて、呼吸困難になったりと重篤な症状を起こすことがあります。

初めて食べた食材で少しでもおかしいなと感じたら、食べるのは控えるようにしましょう。また、アレルギーは体調が悪いときや疲れている時には発症の引き金になりやすいです。初めての食材を試す際には、体調が良い平日の昼間にしましょう。

ラフランスの離乳食についてよくある質問と回答

Q1. ラフランスはどんな果物ですか?

A1. ラフランスは西洋梨の一種で、日本では秋から冬にかけて出回る果物です。形は卵型で、色は黄緑色から黄色になります。香りが強く、甘みと酸味のバランスが良いです。完熟すると柔らかくなります。

Q2. ラフランスを離乳食に加えるメリットは何ですか?

A2. ラフランスは水分やビタミンC、食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富で、美容や健康に良い果物です。離乳食に加えると、赤ちゃんの免疫力を高めたり、便秘を予防したり、口の中の感覚を刺激したりする効果が期待できます。

Q3. ラフランスを離乳食に与えるときの注意点は何ですか?

A3. ラフランスを離乳食に与えるときの注意点は以下の通りです。

  • 初めて与えるときは必ず加熱してください。加熱することで菌を除去したり、アレルギーを抑えたりすることができます。
  • 食べ頃の見分け方は、香りや軸周りの柔らかさで判断してください。色だけでは分かりにくいです。
  • 月齢や成長に合わせて大きさや固さを調整してください。離乳食初期はペースト状にすりつぶしたものを与えましょう。
  • 他の果物と同様にアレルギー反応が出る可能性があります。初めて与えるときは少量から始めて様子を見ましょう。口腔アレルギー症候群などの症状が出たらすぐに医師に相談してください。

まとめ:ラフランスは離乳食初期(5~6ヶ月)から加熱して赤ちゃんにあげよう!

今回はラフランスを離乳食で食べさせる時についてご紹介しました。

スーパーでよく見る日本梨とは形も食感も違うラフランスですが、赤ちゃんには離乳食初期から取り入れやすい食材です。参考にしてみてくださいね。

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