ひじきを離乳食であたえるのは危険って本当?栄養豊富なひじきを赤ちゃんにも食べさせたい!注意点とおすすすめ調理法

離乳食
スポンサーリンク

まず結論からお伝えすると、極端に大量のひじきを食べさせるのでなければ、離乳食であたえることに危険はありません。

危険なのでは…と心配の声があがっている理由、それはひじきに含まれる「ヒ素」に関する話になります。

スポンサーリンク

ひじきに含まれるヒ素は危険?食べ過ぎなければ大丈夫

ひじきは鉄分、カルシウム、食物繊維、ヨウ素などが含まれており、古くから健康に良い食材とされています。そう聞くと、赤ちゃんにもぜひ食べさせたいですよね。
1つ注意したいのは、ひじきは他の海藻類と比べて多くのヒ素が多く含まれている点です。ヒ素が短期間で大量に体内に入った場合は、ヒ素中毒になったり、健康に害が出る可能性があります。

しかし、ヒ素はさまざまな食品にそもそも含まれており、絶対に摂取してはいけないものというわけではありません。注意すべきは量なのですが、ひじきによるヒ素中毒や健康被害は今までに報告されていないので、極端に食べ過ぎなければ、あまり気にする必要はないといえます。

どれくらいが食べ過ぎなのか?

極端に大量でなければ大丈夫…といっても、やはり心配に思う方もいらっしゃいますよね。
厚生労働省は、体重50キログラムの人が乾燥ひじき4.7グラム程度を毎日食べない限り、限度を超えることはない、といっています。

日本人の平均的なひじきの摂取量は0.6gだそうですので、かなり大量なことがわかりますよね。

赤ちゃんに対してのヒ素の影響はデータがないのですが、中期の間は水で戻してからひとつまみ分、2~3グラム程度が目安とされていました。いろんな食材をバランスよく使用して食事をしていれば、心配することはないようです。

やっぱり気になるヒ素を取り除く方法

体内に入るヒ素をもっと減らしたい、というかたにはおすすめの方法があります。

乾燥ひじきを料理するときは、水で戻して使いますよね。実はヒ素は水によく溶ける性質なので、この下処理によってかなりヒ素は減らすことができます。

さらに熱湯で茹でて、そのゆで汁を捨ててから調理に使うと、含まれるヒ素の量は9割程度減るというデータがあります。少し手間かもしれませんが、赤ちゃんに食べさせるときはこの茹でこぼしをすると安心ですね。

ちなみに食物繊維や鉄分、カルシウムなどはそこまで減りませんので、栄養豊富な食材であることに変わりはありません。

初期・中期はダメ?アレルギーは出るの?

ひじきを赤ちゃんに与える時期は、離乳食中期の後半もしくは、後期以降を目安としていることが多いようです。

食物繊維が多く、柔らかくなりにくいので、歯の生えそろっていない赤ちゃんには食べにくい食材といえるでしょう。

最初はしっかり茹でて、細かく刻んであたえるようにしましょう。ひじきなどの海藻類はアレルギーが起こりにくい食材ですが、他の食材と同じく最初は少量から試すようにしましょう。

ひじきは冷凍可能!手軽に栄養満点のおかずができる

ひじきを冷凍したことはありますか?いちいち乾燥ひじきを水で戻して、茹でこぼしをして…とすると正直面倒くさいですよね。

乾燥ひじきを水で戻した後に冷凍しておけば、解凍してすぐ調理に使えます、また、煮物などに調理してから冷凍しておけば、あたためて、すぐ栄養満点のおかずとして使えます。

自然解凍してそのまま食べる、というレシピもありますが、離乳食として与えるなら再加熱することをおすすめします。

コープやはごろもフーズのドライパックは、さらにお手軽

乾燥ひじきを水で戻すときに、ザルの目を通過して流れてしまったり、逆にザルにひっかかって取れなくなったりしてイライラした経験はありませんか。

その問題を解決するのが、ドライパックです。

コープや、はごろもフーズから出ているドライパックは、水もどしの必要がなく、封を開けてすぐ使えるという忙しい人にぴったりの商品です。離乳食にも使えると人気の商品ですので、まだ使ったことのない方は、ぜひ試してみてください。

手づかみ食べにも!つくりおきしてレンジでチン

赤ちゃんの手づかみ食べは離乳食後期からはじまると言われています。

じゃがいもおやきや、豆腐ハンバーグなどいろんな食事が楽しめるようになります。そこに細かくしたひじきを混ぜてあげると、楽しく手づかみ食べもでき、栄養価もぐんとアップして良いですね。

お昼寝の間にたくさん作って冷凍しておけば、赤ちゃんを待たせることなくご飯をあげることができます。

定番の煮物やサラダは、赤ちゃんには少し食べにくいかもしれませんので、とろみをつけたり、おかゆに混ぜたりしてみましょう。

まとめ:大量のひじきでなければ離乳食として危険ではない

栄養豊富なひじきは、赤ちゃんの離乳食にも使える食材です。茹でこぼしをしてから調理することで、ヒ素の量はかなり減らすことができます。

冷凍したり、ドライパックを使ったりして、お手軽にバランスの良い食事を目指していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました