カルピスは乳酸菌飲料で身体に良いイメージがありますよね。
1歳頃から飲むことができるとされていますが、砂糖を多く含んでいるので初めは薄めて飲ませるようにしましょう。
3歳を過ぎて大人と同じものが食べられるようになったら薄めずに飲むことができますが、量には注意が必要です。
飲みすぎると、ペットボトル症候群になってしまうかも!?幼児向けの糖質を抑えた商品もあるので、活用できるといいですね。
他にも健康効果の高い商品もあるのでご紹介します。
カルピスは何歳から飲める?年齢と飲み方
アサヒ飲料の代表的な商品であるカルピスです。
様々な種類が発売されていますが、昔から馴染みの深いものは、薄めて作るタイプのカルピスではないでしょうか。
アサヒ飲料のホームページによると、「離乳食完了期から、お飲みいただけます。」との記載がありました。
つまり1歳〜1歳半頃になったら飲んでも大丈夫、ということになります。
ただし、容器の表記通りに作ると小さな子どもにとっては濃くなってしまうので、カルピス:水=1:9の割合で薄めることが推奨されています。
カルピスは毎日飲んでも大丈夫?
カルピスは乳酸菌飲料ですし、「カラダにピース。『カルピス』」という謳い文句からも、“身体に良い飲み物”というイメージが強いですよね。
美味しくて、身体に良いなら毎日飲みたい!そう思う方も多いのではないでしょうか。
もちろん乳酸菌を含んだ飲料ではありますが、それだけではありません。
気をつけなければならないのは糖質を多く含んでいる点です。
甘い飲料には想像以上の砂糖が含まれています。商品に記載されている成分表では「炭水化物」が砂糖を含めた糖質の総量を意味しています。
カルピスは5倍希釈時100mlあたり炭水化物11gです。
つまり小さいコップ一杯のカルピスの中に角砂糖約3個分の砂糖が入っているということになります。
毎日飲んでいては、虫歯になりやすくなったり、糖尿病のリスクも上がってしまいます。
子ども用に薄めたものでも、結構な量の砂糖が入っていることが想像できますよね。
飲む頻度や量は、それぞれの月齢による砂糖摂取量を考えながら、摂りすぎにならないように注意する必要があるのです。
ペットボトルでカルピスを飲むのは何歳からOK?
では原液を薄めるタイプではなく、ペットボトルのカルピスウォーターは何歳から飲んでよいのでしょうか。
子どもの月齢が上がってくると、だんだんコップやペットボトルから直接飲めるようになりますよね。
でも、原液タイプと同様に砂糖が入っていますので、まだ小さいうちは薄めて与えることをおすすめします。
離乳食が完了し、大人と同じものを食べるようになった3歳頃からは薄めずに飲むことは可能ですが、飲む量には注意が必要です。
カルピスウォーターは100mlあたり11gの砂糖が入っています。
500mlのペットボトルには55gの砂糖が入っていることになります。
このような10%程度の糖分を含む飲料水を毎日多量に摂取することで、急激に血糖値が上がり、ケトーシス状態になることがあります。
これはペットボトル症候群と言われるものです。
ケトーシス状態になると、喉の乾きや倦怠感が出て、ひどい場合には昏睡状態になることもあります。
ペットボトルは手に取りやすく、ついついたくさん飲んでしまうので、子どもにあげるときは、まわりの大人が飲み方に気を付けてあげなければなりません。
カルピスキッズやはじめてのカルピスは何歳から?カルピスとの違い
1歳頃から原液のカルピスを薄めて飲むことができると前述しましたが、カルピスは幼児向けの商品も販売されています。
カルピスキッズ(エルビー)
乳酸菌+ビフィズス菌、さらにカルシウムもプラスされた商品。
カルピスキッズは125mlのパックになっているので、外出時にも便利ですね。
また薄めるタイプは、開封後2週間程度で飲みきらなければなりませんが、パックタイプは、その点焦る必要もありませんし、衛生的にも安心です。
ただし砂糖は入っていますので、3〜4歳になってからがよいかもしれません。
はじめてのカルピス(和光堂)
糖質33%オフ。甘味料、着色料不使用。乳児用食品と同等の管理がされていて、もちろんカルシウムと乳酸菌が入っています。
1歳から与えることができる商品です。
糖質も抑えられており、離乳食を多く手掛けている和光堂の商品なので、安心してあげることができますね。
カルピス由来のL92乳酸菌やプレミアガセリ菌CP2305にはどんな効果があるの?何歳から飲んでいい?
アサヒ飲料からはカルピス由来の乳酸菌で、特に健康効果が高いものも出ています。
L92乳酸菌
健康な人の免疫効果の維持に役立つと言われています。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎に効果があるという結果も。「アレルケア」という商品に含まれています。
プレミアガセリ菌CP2305
腸に馴染みやすく、心理的なストレスを和らげ睡眠の質を高める効果があるそうです。
「届く強さの乳酸菌」という商品名で販売されています。
乳酸菌は赤ちゃんが摂取しても問題ありませんので、砂糖の量に気をつければ、何歳からでも飲むことができますよ。
カルピスについてよくある質問と回答
Q: カルピスとは何ですか?
A: カルピスとは、乳酸菌と酵母、発酵という自然製法から生まれた乳酸菌飲料の名称です。水や牛乳などで希釈して飲むことができます。
Q: カルピスの歴史はどうですか?
A: カルピスの歴史は、1916年に僧侶出身の三島海雲がモンゴルで見た発酵乳飲料に着想を得て、日本で初めて乳酸菌飲料を開発したことに始まります。1919年にカルピスの販売が開始され、以来100年以上にわたって愛され続けています。
Q: カルピスにはどんな種類がありますか?
A: カルピスには、純水でおいしく仕上げたカルピス®や、炭酸で割ったカルピスソーダ®、北海道産乳原料をリッチに使用したカルピスプレミアム®など、さまざまな種類があります。また、果汁入りや無糖タイプなどのバリエーションも豊富です。
まとめ:カルピスは何歳から飲める?1歳~1歳半から飲めます!
腸内環境を整えてくれる乳酸菌。
毎日の生活に取り入れていきたいですよね。
でもカルピスには乳酸菌だけでなく糖質もたくさん入っています。
子どもにあげるなら1歳以降。
初めは薄めてあげましょう。
幼児期になっても砂糖の量には気をつけながら適量飲めるといいですね。
今はアレルギーを抑えたり、睡眠の質を高める効果のある乳酸菌飲料も販売されています。効果的に生活に取り入れられると良いですね!