- 「赤ちゃんについ怒鳴りそうになる」
- 「怒鳴ってしまった、、、」
育児をしているママなら、誰しもそんな経験があるのでないでしょうか?
イライラをコントロールできなければ、将来的に暴力に発展してしまうかもしれません。
- 赤ちゃんを怒鳴ってしまうママの心理
- 赤ちゃんを怒鳴ることによる影響は?
- 怒鳴りそうになった時の対処法
- 怒鳴ってしまった時はどうしたらいいの?
「赤ちゃんに怒鳴ってしまいそうなことがある」というママにおすすめの記事です。
怒鳴ってしまうママの心理
赤ちゃんが危ないことをした時や言うことを聞いてくれない時に、イライラしてしまうことはよくあります。そんな時に「怒鳴らないママ」と「怒鳴ってしまうママ」には、育児に対する考え方に大きな違いがあります。
赤ちゃんに怒鳴ってしまうママは、赤ちゃんを大切に思う気持ちから、手出しや干渉が多くなり、子供のためになると思うことは積極的に全部してあげたいと思ってしまいます。そのため、「思い通りにいかない」と感じる場面が多くなります。
しかし、「親の心子知らず」という言葉があるように、赤ちゃんにはママの愛情表現を理解できても、「こうしてほしい」という気持ちはなかなか伝わらないものです。
「愛情表現」が行き過ぎて「支配欲」が生まれるからこそ、ママの方も「なんで!?」とイライラが増してしまいますよね。
他人と同じで、赤ちゃんも「思い通りには動かないもの」ということを前提において、赤ちゃんと接することが大切です。
怒鳴ると良くない理由とは?
では、赤ちゃんに「怒鳴る」ことを繰り返した場合、どんな影響が考えられるでしょうか?怒鳴ることが良くない理由について説明します。
怒鳴られると思考は停止する
赤ちゃんは怒鳴られると怯え、恐怖で、思考を止めてしまいます。考えることをやめるため、怒られている理由も理解できていない可能性が高いでしょう!
低月齢の赤ちゃんは、もちろん言葉を完全には理解できていません。しかし、真剣な顔で「こんなことしたら、ダメだよ。危ないよ。」と伝えることで、いつもとママの様子が違うということは理解できます。言葉が分からない赤ちゃんは特にママの表情や声のトーンに敏感です。怒鳴ってしまうと、「これは良くないこと」という理解すら与えず、恐怖だけを与えてしまいます。
ママとの信頼関係や自己評価の低下
幼い赤ちゃんにとっては、ママが世界の全てです。
怒鳴られることで、「自分はいらない子なんだ、、」と認識してしまい、自己評価が大きく低下します。将来的にも「自己評価の低さ」というものは、性格として継続します。
また、「ママに大事されていない」「必要とされていない」という認識は、ママとの信頼関係も壊してしまいます。
怒鳴ることを繰り返すと、将来的に本音を言葉で伝えられず、ママの様子を見ながら、行動する子になります。人の目を気にして、回避的な行動をとるため、消極的な性格に育つ傾向が強いです。
赤ちゃんは成長したら真似をする
ママがイライラする気持ちを赤ちゃんに怒鳴るという形でぶつけていると、赤ちゃんも同じような感情のぶつけ方をするようになります。特に顕著に表れるのは、幼稚園や保育園、小学校などの集団で生活する場所です。
ママや先生など、自分より強い相手には、怒られないような回避的な行動をとります。しかし、自分より弱い相手には、言葉でなく、怒鳴ったり暴力をふるうことで、相手を自分の思い通りにコントロールしようとします。
怒鳴ってしまいそうなときは?
「どんなに怒鳴ってしまうことが悪いことだ!」と分かっていても、イライラしてしまうのは避けることができません。怒鳴りそうになることもあるでしょう。
そんな時には、赤ちゃんに怒鳴る前に、イライラを落ち着かせる方法を試してみましょう!
怒鳴ってしまいそうになった時の対処法
イライラしたり、怒鳴ってしまいそうになったら、まずは一度気持ちをリセットしてみましょう!
- 深呼吸をする
- 10秒数えて、気持ちを冷静にする
- 子供から一旦離れる
- 水を飲んで気持ちを切り替える
気持ちをリセットする方法は、考えると色々とあります。ママがやりやすい方法をオリジナルで考えても構いません。気持ちが落ち着き、リセットできたら、赤ちゃんに再び向き合ってみましょう!
赤ちゃんにママの気持ちを伝えよう!
よく「怒る」と「叱る」は違うと言いますよね。「怒る」は、主体は怒っている人であり、感情を爆発させている様子です。一方、「叱る」は、叱られている人が主体であり、その人がより良くなるため、改善、向上などが目的です。
しかし、この2つの境界線は主体が自分の場合、結構分かりにくいものです。
そんな場合におすすめするのが、「怒るや叱る」ではなく、「気持ちを伝える」という方法です。
- 「そんなことしたら、ママは悲しいよ?」
- 「ママはめっちゃ心配するんだよ?だからやめてほしいな」
このように、「ママは、あなたを大切に思っていて、心配している」という前提があるから、やめて欲しいことを赤ちゃんに伝えましょう!
そうすれば、赤ちゃんは「自分は大切にされている」「ママは話を聞こうとしてくれている」ことを理解してくれます。
また、目線を合わせて、真剣な面持ちで伝えるのも重要なポイントです。
ママがいつもと違う表情で真剣に何かを伝えていると、言葉が完全に理解できていない赤ちゃんにも「今のは何か良くないこと」ということは十分に伝わります。
もし怒鳴ってしまった時は?
「気を付けていたのに、怒鳴ってしまった、、、」
そんな時もありますよね。
その時は、まず赤ちゃんが言葉が理解できているかはともかく、素直に謝りましょう。たくさん謝って、いっぱい抱きしめて愛情を伝えましょう!
また、怒鳴ってしまったことに対して、自分を責めたり、暗い気持ちを引きずらないことも大切です。不安な気持ちが赤ちゃんに伝わらないようにしましょう!
しかし、この方法で何度でも関係が修復できるというわけではありません。何度も繰り返せば、その度に赤ちゃんの気持ちを裏切り、ママを信じる気持ちが失われていきます。万が一の対処法と考え、怒鳴る前に気持ちをコントロールできるようにしましょう。
まとめ
- 大切に思う気持ちや愛情表現が、「支配欲」になっていないか確認しよう!
- 怒鳴ることで「イイコト!」なんて一つもないよ
- 自分の気持ちをリセットしてから、真剣に気持ちを繰り返し伝える
- 怒鳴ったら、きちんと謝って、愛情を伝えよう!
- 暗い気持ちを引きずらないで!その気持ちは赤ちゃんに伝わる
どんなに赤ちゃんが大切でも、「怒鳴る」ことは悪影響しかありません。
赤ちゃんが危ないことをしたり、言うことを聞いてくれない時に、全くイライラしないママなんていません。
ママの中に生まれたイライラをぶつけてしまう前に、どのようにコントロールするかが重要なポイントです。