飲んだミルクや母乳の吐き戻し【原因と理由】げっぷで良くなる?

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赤ちゃんがミルクや母乳を吐き出す原因と対処法とは?

産まれたばかりの赤ちゃんを持つお母さんにとって、赤ちゃんの成長はとっても楽しみですよね。

でも赤ちゃんが母乳やミルクを飲んだあと、吐き出してしまうと、ちゃんと栄養とれているのかな…と心配になってしまいますよね!

栄養不足を心配して、さらにミルクを飲ませてあげているお母さんもいるかもしれません。

「でもちょっと待って!!」

それが吐き戻しの悪循環を作る原因かもしれません。

  • 赤ちゃんが吐き戻しやすいのはなぜ?
  • どんな場合に吐き戻してしまうの?
  • いっぱい吐き戻してるけど、病気なのかな…?
  • 吐き戻しの対処法は?

このような赤ちゃんの母乳やミルクの吐き戻しに関する不安をお持ちのお母さん向けの記事です!!

赤ちゃんがすぐ吐き出してしまう理由とは?

産まれたばかりの赤ちゃんが、母乳やミルクを吐き出しやすいのは、赤ちゃんの身体の構造が未発達であることが主な原因です。

1.胃が未発達で急な体勢の変化に弱い

赤ちゃんの胃は私たち大人に比べて、まだまだ未発達です。大人の胃の入り口は、すぼまったように狭く、簡単には吐き出すことがないように出来ています。

一方、新生児の赤ちゃんの胃は、入り口が緩く、広くできています。つまり、大人の私たちより簡単に溢れてしまう=吐き戻してしまうのです。

そのため、ミルクを飲んだ後、突然体勢を変えたりするとミルクが簡単にこぼれてしまうことが頻繁にあります。

2.満腹感が分からず、ミルクや母乳を飲みすぎる

さらに新生児の赤ちゃんは、まだ満腹という感覚がよく分かりません

だから赤ちゃんは母乳やミルクをつい飲みすぎてしまいます。その結果、胃がパンパンで気持ち悪くなり飲み過ぎた余分なミルクを吐き出してしまうことがあります。

3.げっぷが出ていない

げっぷが出てないことが原因の場合もあります。

新生児の赤ちゃんは効率的にミルクを飲むために、同時に呼吸できるというメリットをもっています。一方、デメリットとして母乳やミルクと一緒に空気をたくさん飲み込んでしまいます。

授乳後、赤ちゃんのげっぷがうまく出ていないと、空気と一緒にミルクや母乳を吐き出してしまうことがあります。また胃が空気で満たされていることで気分が悪くなりミルクを吐き出している場合もあります。

赤ちゃんが母乳を吐いた時の対処法は?

1.授乳後しばらくは縦抱きで

未発達の赤ちゃんの胃は、簡単にミルクがこぼれてしまいます。急に体の向きを変えたりすると、ミルクが胃からこぼれて吐き戻しにつながります。

授乳後はしばらく縦抱きにしてあげましょう。

どうしても寝かせてあげたい時は、

  • 頭を少し高い体勢
  • 右側を下にして

この2点に注意して寝かせてあげれば大丈夫です。

この体勢で寝かすことにより、赤ちゃんの消化を助け、さらに吐き戻しをしたときに、ミルクが器官に詰まってしまうのを防ぐことができます。

2.母乳やミルクの量を調整

満腹感が分からず、母乳やミルクをついつい飲みすぎて吐き戻しに繋がっている場合には、母乳やミルクの量を調整してあげましょう。

  • 一度で飲むミルクの調整
  • 一度にミルクを飲む時間を区切る
  • ミルクを飲む回数の調整

このような方法で、飲みすぎを減らし、それぞれの赤ちゃんの適切なミルクの量を探っていきましょう。

吐き戻したから、栄養が取れていないと考え、お母さんがミルクをあげすぎている場合もあります。あげる量や、体重の増減を観察しながら、ミルクの授乳記録表などをつけると良いかもしれませんね。

3.げっぷを出してあげる

赤ちゃんにげっぷをしっかりさせることで、ミルクの吐き戻しを防ぐこともできます。特に首が座るまでの赤ちゃんは、自分でゲップをすることがまだ難しいため、抱っこを工夫して赤ちゃんがゲップをしやすい体勢にしてあげましょう。

  • 赤ちゃんを縦向きに抱いて背中を優しくトントンと叩く
  • 赤ちゃんの背中が丸くなるように抱っこして、背中を下から上に擦る

このような方法で、赤ちゃんのゲップを促すことができます。

母乳を噴水のように吐き出すときは病気かも

赤ちゃんのミルクの吐き出しの多くは、お母さんのちょっとした工夫で改善することができます。しかし、あまりにも多く噴水のようにミルクを吐き出す場合は病気と言うことも考えられます。

あまりにも赤ちゃんがぐったりしていたり、顔色が悪いなどいつもと様子が違う場合には、すぐさま病院に行くようにしましょう。いかに赤ちゃんがミルクを吐きだす原因として考えられる病気をいくつかまとめていきたいと思います。

1.肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)

「肥厚性幽門狭窄症」は、生後2週間から2ヶ月頃の期間に起こる病気です。新生児の赤ちゃんがミルクを嘔吐する原因として代表的な病気です。

幽門(胃の出口)の筋肉が一時的に分厚くなり、胃から十二指腸へに通過が悪くなるために起こります。

・ミルクを吐いた後、すぐに欲しがるが、再度吐く

・赤ちゃんの顔色が悪い、ぐったりしている

・体重がなかなか増えないor減る

・時間が経過し悪化すると、吐物が黒っぽくor血が混じる(胃から拡張し、出血を起こすため)

以上のような様子や症状がみられる際は、「肥厚性幽門狭窄症」が疑われます。

早めに病院を受診しましょう。

2.胆汁性嘔吐(たんじゅうせいおうと)

「胆汁性嘔吐」は何か別の病気が原因で、腸が通りにくい時に起こります。

胆汁性嘔吐の一番の特徴は赤ちゃんの嘔吐物が胆汁(緑色)であることです。

病気によっては緊急の手術が必要な場合もありますので、早急に病院を受診しましょう。

まとめ

赤ちゃんのミルクの吐き戻しは、とても心配なりますよね。

しかし多くの場合はミルクをあげる量や授乳後の体勢、ゲップなどの小さなことを注意することにより改善できます。

赤ちゃんの顔色や様子、体重をしっかり見てあげることはもちろんですが、必要以上に心配せず、落ち着いて何が原因であるかを考えるようにしましょう!

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