麦茶は日本の夏の定番飲み物ですが、大人も子どももミネラルを補給して熱中症対策をしたいところですね。
赤ちゃんにはいつから麦茶を飲ませていいのか、また冷凍保存していいのか気になるところです。
麦茶は一度に1~2リットルと大量に作って冷蔵庫に入れておく方が多いと思いますが、赤ちゃんにそれを飲ませていいの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
この記事では、ベビー麦茶の保存方法や完母の赤ちゃんが麦茶を飲むタイミングなど、赤ちゃんと麦茶の関係について詳しくご紹介していきます。
ベビー麦茶は冷凍できる?保存期間や解凍方法について解説
ベビー麦茶とは、赤ちゃんが飲みやすいように大人が飲むものよりも苦みや渋みが抑えて作られているもののことです。
麦茶はノンカフェインなので赤ちゃんに安心して飲ませることができます。
今では紙パックのものやペットボトルのベビー麦茶が市販されています。
ミルクや母乳を卒業し、自分で水分を摂れるようになれば飲み切ることが多いですが、月齢が低い赤ちゃんはそこまで量を必要としないため、一回で使い切らないことも多いですよね。
そんなときは麦茶を冷凍保存しましょう。紙パックのものもペットボトルのものも、手作りの麦茶も冷凍することができます。
ただし雑菌が入ってしまうため口をつけたものは冷凍せず、その日のうちに飲み切るようにしましょう。お子様が飲み切らない場合は、もちろん大人が飲んでもOKです。
お子様にあった量の製氷皿に麦茶を入れて、氷と同じように冷凍すれば冷凍麦茶の完成です。
冷凍のベビー麦茶の解凍方法と容器
飲むときは耐熱カップの容器に入れて電子レンジで解凍しましょう。水分なので解凍に時間がかかるため、ほかの離乳食などと電子レンジに入れるのは避けましょう。冷凍した麦茶は1週間ほど保存可能です。
ベビー麦茶はいつから飲ませられる?赤ちゃんの月齢別おすすめ量
赤ちゃんが脱水などにならないようにこまめに水分を摂らせたいですよね。では麦茶はいつから飲ませられるのでしょうか。
麦茶はカフェインが含まれていないため、生後1か月から飲ませて問題はありません。ただし、栄養はほとんどないため、あくまで水分を摂るという目的です。母乳やミルクの代わりに麦茶を与えるのはやめましょう。
月齢が低く、1日に何度も母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんであれば、無理に麦茶を与える必要はありません。お風呂上りも母乳やミルクで十分です。
麦茶は、離乳食が始まったころに、母乳やミルク以外の初めての飲み物として、与えて慣れさせるくらいで大丈夫です。
離乳食も進んで、ミルクや母乳の量が減ってくると、卒乳する赤ちゃんも出てきたり、自分でコップや哺乳瓶で水分が摂れたりする子がいます。離乳食で十分に栄養が摂れている場合は、お風呂あがりも母乳やミルクではなく、麦茶をあげてもいいですね。
ベビー麦茶の作り方と保存方法、賞味期限は?
ベビー麦茶を飲ませたいけど、毎回毎回買うのは経済的にも厳しい場合がありますよね。そんな時はベビー麦茶を手作りしてみましょう。
耐熱容器に熱湯を入れて麦茶パックを清潔な箸でつかみそこに10秒ほど泳がせます。お肉をしゃぶしゃぶするイメージです。
熱湯にほどよく麦茶がでたら完成です。あまりに出しすぎると苦みや渋みがでるため、煮だしすぎないようにしましょう。
消費期限は冷蔵で1日~2日です。なるべくその日のうちに飲み切るようにしましょう。
赤ちゃんが麦茶を飲まないときはどうすればいい?麦茶の味や温度を変えてみよう
麦茶を飲んでほしいけど、母乳やミルクと違って怪しい色だし、少し苦みもあるため、赤ちゃんがなかなか飲んでくれない時もありますよね。
そんなときは、さらに湯冷ましで薄めてみましょう。
麦茶の風味はほとんどなくなりますが、苦みが少なくなって飲みやすいかもしれません。冷蔵庫から出したての麦茶は赤ちゃんにとって冷たすぎて、飲み込みづらい場合があるため、常温に近い温度であげてみるのもいいですね。耐熱容器で20秒ほどレンジにかけるだけで常温に近くなります。
1歳以上の子であれば、少し牛乳を入れてあげるのもいいですね。
我が家では、子どもにお風呂上りに好きな牛乳が飲みたいとせがまれましたが、消化の関係で寝る前にはあまり飲ませたくなったので、麦茶に少量の牛乳を入れて誤魔化したら、見事だますことに成功しました。色も白くなるのでおすすめです。
完母の赤ちゃんにベビー麦茶の飲ませ方!母乳との相性や注意点
完全母乳で赤ちゃんを育てている場合、いつから麦茶をのませていいのか悩むところですよね。
我が家も完全母乳でしたので、いつからあげていいか悩むときがありました。
離乳食が始まる前までは、母乳を1日に7・8回飲んでいて、十分に水分が摂れていますので、無理に麦茶を与える必要はありません。生後5・6か月ごろの、離乳食が進みお粥に慣れたころに、スプーンから飲む練習も兼ねて麦茶を与えてみる程度でいいと思います。
離乳食の量が増えてくると、母乳以外の食べ物や飲み物を認識し、食事の際には麦茶を飲むというような習慣がついてくる子もいます。
ただし、赤ちゃんの様子を見て、離乳食後もほしがるようなら母乳を与えましょう。わが子はよく食べ、よく飲む子で、離乳食後もまるで食べてないかのように母乳をごくごく飲んでいました。
離乳食が進んできたから、月齢も上がってきたから、早く卒乳してほしいからなどという理由で、母乳を欲しがっているにもかかわらず、母乳の代わりに麦茶を与えるのはやめましょう。
母乳には母乳の栄養があり、赤ちゃんは自分の成長のためにそれを欲しています。授乳も楽ではないですが、あと数か月でその時間も終わります。かけがえのない時間を大切にしていきましょう。
まとめ
この記事では、赤ちゃんに麦茶を飲ませるときのポイントについてご紹介しました。以下のまとめを参考にして、赤ちゃんの水分補給に役立ててください。
- 麦茶は生後1か月から飲ませても大丈夫だが、母乳やミルクの代わりにはしない
- 麦茶は冷凍保存できるが、口をつけたものは冷凍しない
- 麦茶は手作りできるが、煮だしすぎないように注意する
- 麦茶は温度や味を調整して飲みやすくする
- 完母の赤ちゃんは離乳食が始まってから麦茶を与える
赤ちゃんに麦茶を飲ませることで、夏の熱中症対策や水分補給に役立ちます。市販のベビー麦茶や手作りの麦茶など、お子様に合ったものを選んであげてください。