あっという間に2歳になり、おしゃべりをし始める子が多く、意思疎通ができるようになってきたけど、コミュニケーションの取り方やスキンシップの方法がマンネリ化してしまう、なんてことありますよね。
そんな方たちにおすすめ!今回は2歳児と楽しく遊んでスキンシップをはかれて、親子で楽しめるアクティビティーとおすすめの曲をご紹介します。
歌を歌うだけならお金もかからないし、雨の日に外に行けなくてもお子様と楽しむことができます。
2歳児が喜ぶ!歌える歌の選び方と効果的な教え方
ゆっくりな歌
大人でもテンポが速い歌は歌いにくいですよね。小さい子は大人よりもリズムをとるのが遅れることがあるため、ゆっくりな歌を選ぶようにしましょう。
テンポの目安は歩きながら歌うことができるくらいの速さがいいでしょう。
おすすめの歌は「チューリップ」、「さんぽ」、「にんげんっていいな」です。
短くて同じメロディーを繰り返す歌
メロディーがいくつもあっては覚えるのが大変なため、短い同じフレーズを繰り返すような歌を選びましょう。
子どもは同じフレーズやメロディーを繰り返して歌うことが大好きですし、短い歌の中にもきちんと自分のお気に入りのフレーズをみつけて何度も何度も歌うことが大好きです。
おすすめの歌は「かえるの歌」、「おもちゃのチャチャチャ」、「アイアイ」です。
手や足を動かしやすい歌
大人もそうかもしれませんが、小さい子どもが棒立ちになって口だけ動かして歌っているのは、よほどお堅い発表会以外あまりないですよね。
小さい子どもは歌に合わせて手や足を動かしたり、踊ったりするのが大好きです。歌にでてくる動物や動きの真似をしたり、振り付けしやすい歌を選ぶようにしましょう。
「大きな栗の木の下で」、「ひげじいさん」、「グーチョキパーでなにつくろう」、「むすんでひらいて」です。
日常生活に取り入れやすい歌
2歳児は自我が発達して自分の意思を伝えようと必死にもがいたり苦しんだりする時期です。
そんな時は日常生活に取り入れやすい歌を一緒に歌うと、お子さんの気持ちの切り替えもスムーズにいくかもしれません。
おすすめの歌は「公園に行きましょう」、「おふろじゃぶじゃぶ」、「はみがきのうた」、「きらきら星」です。
2歳児歌の動画で得られる知育効果とは?専門家の意見
発達や年齢に合わせた歌の動画がたくさんあり、手軽におうちや外出先で歌の動画を楽しむことができるようになりましたね。歌を歌ったり聞いたりすることによって、さまざまな効果があることがわかっています。
専門家の意見も交えてまとめてみました。
- 脳の発達を促す
- 精神安定剤となる
- 言語習得に役立つ
- 協調性を育てる
- 動画の見せすぎは逆効果?
それぞれ解説していきます。
脳の発達を促す
妊娠7か月の胎児はすでにママの声を認識しているという研究結果もあるくらい、子どもの耳も発達しています。
人間の脳は外部からの様々な刺激によって発達しますが、特に聴覚で得た情報は脳への伝達が早く、脳に大きな影響を与えるといわれています。
精神安定剤となる
大人も疲れた時など、好きな音楽を聴くと癒されることがありますよね。子どもは大人以上に毎日新鮮で新しい刺激を受け、子どもながらにストレスはたまっています。
そんなときはお子様の好きな歌や音楽を一緒に歌ったり、歌の動画を見たりして、子どものストレスを解消してあげましょう。
言語習得に役立つ
歌を歌うときに歌詞を覚えたり、わからない単語の意味をパパやママに聞いたりすることによって言語習得に役立ちます。
日常的に音楽を聴いたり歌を歌ったりする子とそうでない子では語彙数が異なるという研究結果もあります。また動画では歌詞に合わせて絵や写真が出てくるので、意味の分からない子でも映像を見て覚えることができます。
協調性を育てる
動画に合わせて歌うことでリズム感を養うのはもちろんのこと、次の歌が流れてくるまできちんと待つことや、お気に入りではない歌も歌うことなどして協調性を育てることができます。
お子様が歌を飛ばしそうになったら「これママの好きな歌だよ」と言ってみると、いつの間にかお子様の好きな歌になっていることもよくあります。
動画の見せすぎは逆効果?
様々なメリットがある歌の動画ですが、もちろん見せすぎは禁物であり逆効果の恐れがあります。
夕方以降にテレビやスマホなどからでるブルーライトを見すぎると、眠るためのホルモンが減少して寝付きにくい体質になってしまう恐れがあります。
またあらゆるところで動画を見せているとパパやママ、そしてお子様も動画依存になってしまい「動画がないと不安」な状態になってしまいます。
「暑い日の公園は危ないから今日はおうちで歌を歌おう」とか、「ご飯の支度が終わるまで歌を歌っててくれる?」などど時間や条件を決めて見せるようにしましょう。
2歳児が楽しめる季節の歌の選び方と歌い方
季節を問わず楽しめるのが歌のいいところですよね。ここでは夏にぴったりの歌を紹介します。
アイスクリームのうた
アイスクリームを作る工程を歌った手遊びです。「しゃっしゃ」「パカっ」といった擬音が面白く、料理をしているような気分で歌えそうです。
さかながはねて
動きが簡単なため、子どもたちが真似しやすいです。
ミックスジュースのうた
いろいろな果物を入れてミックスジュースを作る様子が楽しい一曲です。顔のパーツを果物に例えて歌うのをよろこんで真似してくれるかもしれません。
せみのうた
シンプルで短い曲ですが、「せみ」を繰り返すのが耳に残る印象的な歌です。夏の虫に関心を持つきっかけになるかもしれません。
くじらのうた
ゆったりしたメロディで親しみやすい歌です。「あか、あお、きいろ」と歌詞に色が出てくるので、色の名前を覚え始めたころにぴったりです。
2歳児の発表会で歌うおすすめの歌のランキングベスト5
2歳児の発表会の曲を選ぶときは、簡単なメロディのものにしましょう。簡単な童謡から選ぶと、みんなが無理なく歌えますね。
音程をとって上手に歌うというより、叫んでいるように歌う子もいますので、わかりやすいメロディにしましょう。3番まで歌うことが難しいようなら2番までにしましょう。
- 大きな栗の木の下で
- むすんでひらいて
- ふしぎなポケット
- しあわせなら手をたたこう
- いぬのおまわりさん
手遊びと歌で2歳児と一緒にお出かけを楽しむコツ
2歳になり、とことこ歩くようになり、おでかけがしやすくなった反面、乳児期とは違い外出先で駄々をこねる場面も多く、パパママの苦労は計り知れません。
車のチャイルドシートに乗ることを嫌がるようなら、パパかママのどちらかはお子様の横に乗り一緒に手遊び歌で遊んでみましょう。
お子様にとってチャイルドシート=窮屈で嫌な場所というイメージがついてしまっているかもしれないので、車に乗るとこんなに楽しいんだという新しいイメージをつけてあげましょう。
飲食店やテーマパーク、外出先には待ち時間がつきものですよね。そんな時は、一緒に手遊び歌を歌いながら待ってみましょう。もちろん動画を見せながらでもOKです。ただし順番がくるまでだよと約束させましょう。
2歳児の歌に関するよくある質問と回答
Q: 2歳児におすすめの歌はどんな曲ですか?
A: 2歳児におすすめの歌は、簡単なメロディやリズム、わかりやすい歌詞、楽しい振り付けなどが特徴です。例えば、「アンパンマンマーチ」や「エビカニクス」などが人気です。また、童謡や手遊び歌も2歳児にぴったりです。「大きな栗の木の下」で「やむすんでひらいて」などがおすすめです。
Q: 2歳児はどれくらいの曲数を歌えますか?
A: 2歳児は、好きな曲やよく聞く曲なら、何曲も歌えることがあります。ただし、歌詞を完璧に覚えているというよりは、音やリズムに合わせて声を出していることが多いです。また、同じ曲を何度もリピートしたり、途中で飽きたりすることもあります。2歳児の歌う姿はとても可愛いですが、無理に歌わせたりしないようにしましょう。
Q: 2歳児は音程やリズムが合っていますか?
A: 2歳児は、音程やリズムについてはまだ発達途中です。音程は高低を感じることはできますが、正確に出すことは難しいです。リズムは一定の拍子を感じることはできますが、速さや強弱を調整することは難しいです。しかし、2歳児は音楽に対して敏感で好奇心旺盛です。たくさんの音楽に触れさせてあげることで、音楽的な感性や表現力を育てることができます。
まとめ:2歳児と歌を歌って、親子の絆を深めましょう!
2歳児が一生懸命歌う姿ってなんともかわいらしく愛おしいですよね。パパやママが一緒に歌ってくれると、お子様はよりうれしく楽しく歌ってくれます。おうち時間や外出先でも楽しいおうたライフを送りましょう。