2歳差育児はメリットだらけって本当かな?と思いますよね。
特に、2人目は2歳差が良いなと考えている人にとっては、メリットとデメリットは気になるところです。
実際に2歳差の兄弟を育てている3児の母である私が、
- 2歳差育児のメリット
- 2歳差育児のデメリットと危険性
- 2歳差兄弟のベビーカーはどうする?
- 2歳差は上の子がかわいそう?
- 2人目は何歳差がベストなのか
- 2歳差育児のワンオペでお風呂にいれる方法
を紹介します。
この記事を読めば、2歳差育児のメリット・デメリットや、他の年齢差のメリット・デメリット、2歳差育児で1番大変といわれるお風呂のいれ方などがわかりますよ。
2歳差育児をこれからする、またはしたいと考えている人は、この記事を読んで、2歳差育児を事前に予習して、大変な時期を乗りきれるようにしましょう。
なぜ2歳差育児がおすすめなのか?メリットだらけの理由と注意点
メリットが多くておすすめといわれる2歳差育児、実際にどんなメリットがあるのか気になりますよね。
2歳差育児のメリットは、
- 子育ての大変な時期が一度に終わる
- 下の子の成長が早い
- 受験のタイミングが重なりづらい
- お下がりしやすい
- 同じ時期に園に通える
- 仲良くなりやすい
などです。
子育ての大変な時期が一度に終わる
歳が近いので、子育てで1番大変な時期が同時にきます。
とても大変ですが、ずっと育児が終わらないような状況が避けられるので、子どもが大きくなると一気に楽になります。
下の子の成長が早い
上の子に引っ張られて、教えていないのにいつの間にか色々できるようになります。
我が家も、上の子が下の子にトイレの仕方を教えてくれて、親はあまり口出ししていないのにできるようになっていました。
受験のタイミングが重なりづらい
入学金や受験料の支払いがズレるので、経済的にもありがたいメリットです。
お下がりしやすい
上の子で用意した子育てグッズや服などを、お下がりすることができます。
服も上の子が着られなくなったらすぐ下の子にお下がりできるので楽ですよ。
同じ時期に園に通える
送り迎えをする期間が重なるので、親の手間が減りますよ。
仲良くなりやすい
歳が近いため、きょうだいというより、友だちのような関係になります。
できる遊びもほぼ同じなので、きょうだいで一緒に遊べるのは親もありがたいです。
2歳差育児はメリットが多く、おすすめの理由も頷けますね。
メリットの多い2歳差育児ですが、注意点すべき点は、「地獄」といわれるほど育児が大変ということです。
我が家はワンオペの上に、義父の食事も作らなければならないため、何もないのに涙が止まらなかったり、子どもを可愛く思えない時期があったり、抜け殻状態になりながらなんとか家事と育児を毎日こなしていました。
まだ体力がある年齢だったことと、度々実家の親に手伝ってもらって、なんとか大変な時期を乗り越えられました。
2歳差育児を考えているママは、絶対に1人だけで頑張ろうとしないでください。
大変な時期は実際には短いですが、育児をしているときには終わりのない地獄のように感じます。
身内でも公的な制度でもいいので、疲れきってしまう前に、すぐに頼るようにしてくださいね。
2歳差育児のデメリットは?危険だからやめた方がいい?
2歳育児はメリットがたくさんありますが、かなり大変な時期もあります。
具体的なデメリットは、
- 妊娠中にイヤイヤ期がかぶる
- きょうだい喧嘩が多い
- 最初の1〜2年がかなり大変
- オムツが2倍必要
- 親の体力がいる
- お風呂が大変
などです。
妊娠中にイヤイヤ期がかぶる
私はつわりがひどく、初期から出産するまであったので、イヤイヤ期の子育ても同時にしなければならない妊娠期間はキツかったです。
横になると上の子がお腹に乗っかってくるので、なかなか休むこともできませんでした。
きょうだい喧嘩が多い
仲が良い証拠でもあるのですが、きょうだい喧嘩になりやすいです。
毎日毎日喧嘩の仲裁をしなければならないので、ママはかなり疲れます。
最初の1〜2年がかなり大変
0歳と2歳両方の相手は、夜も眠れず、休む暇がないので相当しんどいです。
下の子が1歳になって歩き始めると、上の子も言うことを聞かないで走っていってしまうので、ママ1人だと外出がかなり大変になってきます。
下の子が2歳になると、下はイヤイヤ期、上は反抗期で毎日ストレスが溜まります。
オムツが2倍必要
サイズの違うオムツを2人分揃えねばならず、場所もとられるしお金もかかります。
親の体力がいる
外出時に上の子を追いかけられないので、下の子は基本的にずっと抱っこ紐で抱っこか、おんぶをしていました。
ベビーカーの時は上の子をおんぶしていたし、荷物も多いので、夕飯の支度をする頃には毎日ヘトヘトでした。
お風呂が大変
0歳を1人でお風呂にいれるだけでも大変なのに、さらに上の子と自分も洗わないといけないので、手順を考えて事前に準備をしておいたり、急いで洗ったりして、かなり疲れます。
デメリットは、上の子と下の子の歳が近いため、全てが2倍大変ということですね。
2歳差育児をしていて危険だと思った瞬間はたくさんあります。
下の子をベビーカーに乗せてお出かけしたときに、上の子が走り出してしまったけれどすぐに追いつけず、いつ車に轢かれるかとハラハラしました。
公園で上の子のトイレに付き合っているときも、一瞬目を離した隙に下の子が行方不明になり、公園に居合わせた人たちが一緒に探してくれました。
お風呂で溺れないか毎日心配ですし、上の子は力加減ができず、イヤイヤ期で言うことも聞かないため、おもちゃを投げたり叩いたりして、下の子が怪我をしそうになったこともあります。
とはいえ、子育てをしていたら危険を全く感じないということはないので、これらの危険は2歳差に限ったことではないと思います。
2歳差兄弟のベビーカーどうしてる?我が家の体験談
2歳差兄弟のベビーカーは、経験上、上の子の性格によるかなと思います。
我が家は全然歩いてくれず、ベビーカーにも乗りたがらず、すぐに抱っこ抱っこと言うので、下はベビーカー、上はおんぶで移動していました。
上の子がベビーカーに乗っても良いと言ってくれるときは、下の子を抱っこかおんぶして、上の子をベビーカーに乗せていました。
上の子がベビーカーに大人しく乗ってくれるなら、2人乗りのベビーカーを検討しても良いでしょう。
ベビーカーに後付けできて、後ろに上の子が乗れるようになる、バギーボードというものもありますよ。
2歳差きょうだいは上の子かわいそうなのか?メリットとデメリットを考える
2歳差のきょうだいを育てていると、周りの人に「こんなに小さいのに、上の子はかわいそうに」と言われることがあると思います。
私も言われたことがあり、上の子はかわいそうなのかな、と悩んでしまいました。
我が家は上の子に悲しい思いをさせないために、産後家に帰ってきたその日に、上の子に「お兄ちゃんなんだから」は絶対に言わないでね、と家族全員に伝えました。
なので、上の子に兄だからと何かを強いたことはないのですが、それでもかわいそうと感じることもありました。
2歳差での上の子にとってのデメリットは、我慢しないといけないときがあることです。
オムツ替え中などのどうしても手を離せないときには、「ちょっと待っててね」と我慢させてしまいます。
そのようなときには、「まだ小さいのにかわいそうだな」と感じますが、あとでフォローをするのと、いつも我慢させているような状況にならないよう、基本的には上の子を優先していました。
2歳差での上の子のメリットは、下の子がいるからいつも寂しくない、ということです。
小さいときは、ママを取られたと感じて寂しい思いをするときもありますが、ある程度育つと、いつも友だちと一緒にいるような感覚で、下の子がいないと寂しいと感じるようです。
この間祖母の家に泊まるときなど、ママはいなくてもいいけど、弟とは一緒に泊まりたいと言っていて、ママは寂しいなと思いつつも、兄弟仲良しでほっこりしました。
上の子がかわいそうと感じるのは下の子が小さい時期だけで、2人を平等に育てていれば、大きくなってから「かわいそう」と思うことはないですよ。
人の記憶の形成は3〜4歳頃なので、本人もかわいそうな思いをしたことは覚えていないようです。
2人目の子どもは何歳差がベスト?
2人目のベストな年齢差があれば、その年齢差が良いと思いますよね。
2人目の年齢差は、2〜3歳差がベストと感じる人が多いようです。
1〜3歳差はママの負担が大きいけれど、子育てが一気に終わります。
4〜6歳差はある程度歳が離れているので楽だけど、お互いの遊び相手にはならないため、上の子は一緒に遊ぶというよりも、下の子の面倒を見てあげているという感じになります。
7〜10歳差は上の子が育児を手伝ってくれるのでかなり楽だけど、子育て期間が長くなり、親の体力の問題だったり、周りの親が若くて気が引けるなどのデメリットもあります。
それぞれの家庭の事情により、2人目の子のベストな年齢差は違います。
2〜3歳の年齢差が人気なのは、出産時の年齢が上がってきていて、あまり間を空けられなかったり、子育て期間が短く、仕事に復帰しやすいからというのもあるでしょう。
2歳差育児のワンオペでお風呂はどうやっていれる?
ワンオペで2歳差の2人をお風呂にいれる、考えただけでどうしたら良いのか、頭が混乱しますよね。
どうやっていれていたのか、具体的に流れをご説明します。
①:下の子の服とオムツをセットし、バスタオルもセット
②:上の子の着替えとタオル、自分の着替えとバスローブとバスタオル、全員分の保湿剤を用意
※お風呂上がりにすぐ使うものを全て用意しておきます
③:下の子を脱衣所でクーハンなどに寝かせておき、お風呂のドアは半開きの状態で上の子を洗う
④:上の子を湯船にいれ、急いで自分を洗う
※上の子に話しかけて返事をしてもらったり、歌を歌ってもらうなどして安全確認をする
⑤:下の子を洗い、一緒に湯船にはいる
⑥:5分くらい温まったら、下の子をお風呂から上げて、バスタオルで包み、自分はバスローブを着て、下の子の体を拭いて保湿をして服を着せる
※上の子の安全確認をしつつ行う
⑦:上の子をお風呂から上げて、体を拭き、保湿して服を着せる
⑧:自分を拭いて服を着て保湿する
我が家は元気な子ばかりで、常に喋っているか歌っているかしているので、安全確認が楽にできて助かりました。
上の子が心配な場合は、ママと一緒に出たり入ったりして、1人にさせないようにすると良いでしょう。
子どもは水深2.5センチでも溺れるため、お湯を浅くいれたから大丈夫ということはありませんので、気を付けてくださいね。
バスローブが無ければバスタオルでも良いですが、落ちてきちゃうし、冬場は寒いです。
個人的にはルーブルダールのバスローブがとても良くて、ふかふかで肌触りも吸水性も良いので、今でも愛用しています。
一緒にいれなければならない期間をギリギリまで延ばすため、沐浴は大きくなりすぎてこれ以上無理!という時期までやりました。
お座りできるようになったらふかふかのお風呂用ベビーチェアを導入すれば、そのまま洗えるし、中で待たせられるしで重宝しますよ。
全員一気にいれるお風呂はどうしても焦るので、事前準備とイメトレが重要です。
実際に使うものを用意して流れを確認して、足りないものや、わからない点がないかチェックしておきましょう。
まとめ
2歳差育児のメリット・デメリットやお風呂の入れ方など、2歳差ママが知りたいことを3児の母が体験談とともに紹介しました。この記事では、
- 2歳差育児のメリットは、子育ての大変な時期が一度に終わる、下の子の成長が早い、受験のタイミングが重なりづらいなど
- 2歳差育児のデメリットは、妊娠中にイヤイヤ期がかぶる、きょうだい喧嘩が多い、最初の1〜2年がかなり大変など
- 2歳差兄弟のベビーカーは、上の子の性格によって変わるが、2人乗りやバギーボードなども検討できる
ということをお伝えしました。
2歳差育児をする前に読んでおきたい記事でしたね。 2歳差育児は大変ですが、楽しいこともたくさんあります。2歳差育児をもっと楽しみましょう。